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腰が痛くて動けないんです……①[脊椎圧迫骨折][骨折ファーストタッチ ─decision makingのための骨折の考え方─(1)]

No.5163 (2023年04月08日発行) P.32

海透優太 (JCHO若狭高浜病院整形外科医長/臨床研修センター長)

登録日: 2023-04-07

最終更新日: 2023-04-06

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鑑別診断

▶まず,高齢者の転倒による腰痛の鑑別には,脊椎圧迫骨折が第一に挙げられます。

▶脊椎圧迫骨折は,80歳代の有病率が40%以上で,加齢とともに発生率が上昇する疾患であり,脊椎圧迫骨折の一択と言っても過言ではありません。

▶脊椎破裂骨折も鑑別のひとつに挙がります。受傷機転として,圧迫骨折は低エネルギー外傷であるのに対し破裂骨折は高エネルギー外傷とされていますが,高齢者で目撃のない転倒の場合には,比較的エネルギーの高い外傷も考慮したほうがよいと思われます。

▶また,臀部が痛いことも「腰が痛い」と言われる場合があるので,尻餅をついて動けないという主訴なら,大腿骨近位部骨折や脆弱性骨盤骨折も鑑別に挙げておくべきでしょう。

鑑別疾患:「高齢者の転倒後腰痛・臀部痛で動けない」⇒脊椎圧迫骨折,脊椎破裂骨折,大腿骨近位部骨折,脆弱性骨盤骨折(恥坐骨骨折・仙骨骨折)

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