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手外科手術ノート part1:基本手技スキルアップ編

難しい手術も,基本手技を組み合わせることで成り立っている!

定価:9,570円
(本体8,700円+税)

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編著: 大井宏之(聖隷浜松病院手外科・マイクロサージャリーセンター長)
判型: B5判
頁数: 192頁
装丁: カラー
発行日: 2024年11月29日
ISBN: 978-4-7849-0503-4
版数: 初版
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

・手外科手術ノートシリーズ「part1:基本手技スキルアップ編」では,手外科で習得すべきベーシックな「技」を取り上げました。
・難しいとされる手術も,基本手技を組み合わせることで成り立っています。一つひとつの手技を確実に習得することを目指し,丁寧に理論を解説しながら,ビジュアルでの理解も重視してカラーイラストや図表を豊富に盛り込みました。
・手技をシーンで切り分けたコンパクトな動画も多く掲載。エキスパートの技と工夫を動画で何度でも見直し,自分のペースで習得できます。
・手の機能回復に向けた道標となる1冊!手外科に興味がある・学びたいと考えるすべての医師におすすめの一冊です。

目次

1 手術に必要な機器と使用法
2 ワイヤー・スクリュー・プレートの使い方
3 切開,創閉鎖法
4 皮膚縫合・真皮縫合法
5 植皮術
6 筋縫合・腱縫合(屈筋腱・伸筋腱)・靱帯縫合
7 マイクロサージャリー
8 手に有用な皮弁(局所皮弁,有茎皮弁,遊離皮弁など)
9 骨移植・腱移植
10 エコーを使用した術前計画と手の麻酔
11 包帯・ギプスの巻き方
12 手術記録の書き方
13 手外科手術後のハンドセラピーとスプリント作製

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序文

手外科疾患の診断と治療は,患者のQOLに大きな影響を与えます。しかし,手外科に興味を持つ若手医師が基礎から体系的に学べる機会は限られており,十分な学習環境が整っているとは言えません。2015年より福本恵三先生,長尾聡哉先生,鳥谷部荘八先生,そして私,大井宏之の4名で「手外科のための整形・形成基本手技研修会(TBH)」を立ち上げ,年に1回,手外科に必要な基礎的かつ初歩的な知識と手技の指導を行ってきました。近年はコロナ禍やその他の事情により開催が困難な状況が続いていましたが,そうした状況下で日本医事新報社様より,若手医師向けに基本的な手外科手術の手技や代表的な疾患についての書籍『手外科手術ノート』の出版編集依頼を頂きました。
多くの医師は「手外科手術は難しい」という先入観を持ちがちですが,難しいとされる手術も,基本手技を組み合わせることで成り立っています。したがって,一つひとつの手技を確実に習得すれば,決して難しいものではありません。
本企画は「part1:基本手技スキルアップ編」「part2:代表的な骨折・外傷編」「part3:外傷以外の主要疾患治療編」の3冊構成としました。執筆に際しては,TBHのメンバーや聖隷浜松病院手外科・マイクロサージャリーセンターで研修を受けた先生,そして現在活躍中の若手の先生方に協力をお願いしました。執筆時には従来の固定概念にとらわれず,日常で行っている手術手技や経験・知見に基づくテクニックや工夫を提示して頂き,できる限り写真・イラスト・動画を多く取り入れることで,オリジナリティのある書籍になるよう工夫しました。
本書が,手外科を学びたいと考える,または少しでも手外科に興味のある若手医師にとって,手外科の世界への第一歩になることを心から願っています。そして,本書をきっかけに多くの若手医師が手外科医として活躍してくれることを期待しています。
最後に,本書の執筆にご尽力頂いた先生方,そして出版に関わったすべての方々に心から感謝申し上げます。

2024年10月
聖隷浜松病院手外科・マイクロサージャリーセンター長 大井宏之

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・整形外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療体制の救急告示病院として救急患者を受け入れています。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問診療、訪問看護、訪問介護体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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