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整形外科レジデントのための上肢のベーシック手術【電子版付】

定価:5,940円
(本体5,400円+税)

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編: 田中 利和(柏Handクリニック院長)
判型: B5判
頁数: 160頁
装丁: カラー
発行日: 2020年07月30日
ISBN: 978-4-7849-5806-1
版数: 第1版
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

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整形外科レジデントが‟必ずマスターしておきたい”上肢の9つの基本手術をわかりやすく丁寧に解説!

YouTubeと本書の電子版で閲覧可能な15の手術動画で,手術の理解がより深まる!
レジデントのための‟はじめての手術書”です。

YouTubeページ
https://www.youtube.com/channel/UCNDVgdc6ijlK9T3ZYTB-5qw/videos


診療科: 整形外科 整形外科

目次

上肢の手術に必要な基本的な解剖
手根管症候群に対する神経剥離術
肘部管症候群に対する尺骨神経皮下前方移所術
狭窄性腱鞘炎(ばね指,ドケルバン腱鞘炎)に対する手術
伸筋腱,屈筋腱に対する腱縫合術
骨折治療1:手指骨ピンニング,プレート固定
骨折治療2:橈骨遠位端骨折
骨折治療3:前腕骨骨折
骨折治療4:小児上腕骨顆上骨折
腱板断裂に対する手術

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序文

私が留学したMayo Clinicでは,レジデントたちが手術前日にcadaverを使いトレーニングをしている姿を都度都度目にしました. しかし残念ながら日本はそのような環境ではありません. また,“手術は教えてもらうものではなく,見て覚えるもの”と考えられている諸先輩方があまりに多いことから,なかなか手術テクニックの上達が得られません. そうかといってトレーニングを患者さんで行うわけにもいきません. そこで今回は,手術テクニックの上達を目指すレジデントを対象として,動画を含めて代表的な上肢の手術を丁寧に解説するテキストを作成いたしました.
狭窄性腱鞘炎を私が担当し,解剖を松浦佑介先生,手根管症候群と肘部管症候群を原 友紀先生,腱断裂を大井宏之先生にご担当いただきました. 骨折は,手指の骨折を井汲 彰先生,橈骨遠位端骨折を松浦佑介先生,前腕骨骨折を磯部文洋先生と山崎 宏先生,上腕骨顆上骨折を納村直希先生にお願いしました. 腱板断裂について,石毛徳之先生には診察を踏まえた手術適応,そして鏡視下腱板縫合(アンカーを用いていない糸リレーからの縫合方法)を術後リハビリテーションも含めて解説していただいております. それぞれの手術についてスペシャリストの先生方が,若い先生方に上手になって欲しいポイントを強調しながら説明しています.
また,執筆者の先生方が手術中に“ヒヤッとしたこと”,“ここがポイント”,“注意が必要!”と思う点を記しているのも本書の特徴です. 是非読者の皆さんには良い経験をしていただきたいため,あえて経験して欲しくないことを執筆いただきました. これらは手術に伴う合併症やトラブルの回避に役立つと思います.
動画のいいところは何度も繰り返し見ることができ,わかりにくいことをわかるまで見返すことができる点です. しかし,本書の動画を見てすぐに手術ができるわけではありません. 初めての手術は必ず指導者とともに行うことが必要です. どの動画も各疾患の代表的な手術法の1つとして作成していただいておりますが,決して読者の指導医の手術法と一致するものではないと思います. 動画を通して学んで欲しいことは,手術の流れと基本を押さえることです.
読者の皆さんのさらなる手術テクニック向上と,治療を受ける患者さんの笑顔のために本書が活用されることを期待しております.


2020年6月
柏Handクリニック 院長
田中 利和

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・整形外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療体制の救急告示病院として救急患者を受け入れています。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問診療、訪問看護、訪問介護体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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