株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

腰椎前方側方進入椎体間固定術(LLIF)の現状と今後の発展について

No.4957 (2019年04月27日発行) P.57

吉井俊貴 (東京医科歯科大学整形外科准教授)

大鳥精司 (千葉大学大学院医学研究院整形外科学教授)

登録日: 2019-04-25

最終更新日: 2019-04-23

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 腰椎前方側方進入椎体間固定術の現状と今後の発展についてご教示下さい。千葉大学・大鳥精司先生にご解説をお願いします。

    【質問者】

    吉井俊貴 東京医科歯科大学整形外科准教授


    【回答】

    【LLIFは飛躍的に発展しているが,合併症に注意】

    腰椎すべり症,椎間板性腰痛は,椎間板の破綻がもたらす疾患です。過去にこれらの疾患に対して大きな皮切を用いた前方固定術が報告されましたが,その侵襲の大きさから後方固定術にシフトし,そちらが主流になった経緯があります。一方で,高齢者の高度腰椎後側弯の手術療法としては多椎間の,または骨切りを併用した後方固定術が報告されてきました。良好な矯正率が得られますが,骨粗鬆症がある高齢者では,骨癒合不全,インプラント折損,出血等の問題点が報告されてきました。

    残り921文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    もっと見る

    関連求人情報

    公立小浜温泉病院

    勤務形態: 常勤
    募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・整形外科 各1名
    勤務地: 長崎県雲仙市

    公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
    現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
    2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
    6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

    当病院は島原半島の二次救急医療体制の救急告示病院として救急患者を受け入れています。
    又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。

    ●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
    今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問診療、訪問看護、訪問介護体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

    もっと見る

    関連物件情報

    もっと見る

    page top