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膝エコーのすべて 解剖・診断・インターベンション

圧倒的な分かりやすさ! 膝痛診療の新しいバイブル

定価:7,150円
(本体6,500円+税)

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著: 中瀬順介(金沢大学整形外科助教)
判型: AB判
頁数: 200頁
装丁: カラー
発行日: 2020年01月12日
ISBN: 978-4-7849-4870-3
版数: -
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

「X線診断を基本とした従来の診療スタイルを根本から覆す一冊」(皆川洋至先生「推薦のことば」より)

●膝関節の解剖と病態を、多数の写真・動画を駆使して解説。
●エコー画像にMRIや解剖写真を対比させることで、膝関節周囲の複雑な構造を分かりやすく図解。
●エコーガイド下注射療法、ハイドロリリース手技も動画付きで丁寧に解説しています。

「X線では見えなかった病態をエコーで見る。その病態をエコーガイド下で局所治療する」
新時代の膝痛診療はこの一冊から始まります。

第1章 膝の解剖
第2章 膝の疾患
第3章 超音波ガイド下インターベンション
【Web動画160本を収録】

診療科: 整形外科 整形外科

目次

序章
1 膝関節の超音波診療
周波数とプローブの種類
プローブの持ち方と操作
各構造物の見え方
インターベンションテクニック
2 膝関節痛の診察手順
膝痛の基本的な考え方
病歴聴取
診察の流れ
圧痛点の確認

第1章 膝の解剖
1.1 膝前方部の解剖
大腿四頭筋の解剖
膝蓋腱の解剖 
膝関節前方の滑液包
膝関節周囲の脂肪体
1.2 膝内側部の解剖
内側側副靭帯
半膜様筋腱
鵞足
内転筋管と伏在神経
内側膝神経
内側膝蓋支帯
1.3 膝外側部の解剖
腸脛靭帯
大腿二頭筋
外側膝蓋支帯
外側側副靭帯と関節包
膝窩筋
1.4 膝窩部の解剖
膝窩部の構成
膝窩筋膜と小伏在静脈
腓腹筋と足底筋
膝窩部の神経
膝窩筋

第2章 膝の疾患
2.1 小児の膝痛
Sinding Larsen-Johansson病
Sleeve骨折(膝蓋骨下極裂離骨折)
有痛性分裂膝蓋骨
Osgood-Schlatter病
大腿骨滑車部の離断性骨軟骨炎
大腿骨内側顆の離断性骨軟骨炎
大腿骨外側顆の離断性骨軟骨炎
腓腹筋内側頭付着部裂離骨折
Baker嚢腫
半月板嚢腫
膝蓋骨背側欠損
Femoral condyle irregularity
膝蓋骨の離断性骨軟骨炎
2.2 膝前方部痛を呈する疾患
膝蓋前滑液包炎・血腫
膝蓋前滑液包炎(Housemaid’s knee)
膝蓋前滑液包血腫(膝打撲後血腫)
膝蓋前滑液包水腫
浅膝蓋下滑液包水腫
深膝蓋下滑液包炎
大腿四頭筋腱症
外側広筋腱症
膝蓋腱症(Jumper’s knee)
膝蓋腱断裂
大腿骨顆上部疲労骨折
膝蓋骨疲労骨折
半月板嚢腫
膝蓋骨転移性骨腫瘍
2.3 膝内側部痛を呈する疾患
内側側副靭帯断裂
内側半月板断裂
変形性膝関節症
鵞足炎
半膜様筋腱付着部障害
大腿骨内側顆骨壊死
膝蓋骨脱臼
脛骨内側顆脆弱性骨折
脛骨骨幹部疲労骨折
2.4 膝外側部痛を呈する疾患
腸脛靭帯炎
外側側副靭帯断裂
Segond骨折
Gerdy結節裂離骨折
膝窩筋腱症
外側半月板断裂
大腿骨外側顆軟骨肉腫
2.5 膝窩部痛を呈する疾患
後十字靭帯断裂
後十字靭帯裂離骨折
後十字靭帯ガングリオン
膝窩部嚢腫とBaker嚢腫
腓腹筋外側頭滑液包炎
ファベラ症候群
半膜様筋症候群

第3章 超音波ガイド下インターベンション
内側下膝神経
内側上膝神経
IPACKブロック
伏在神経
総腓骨神経
内側側副靭帯滑液包
半膜様筋と薄筋腱の間
半膜様筋腱と腓腹筋内側頭の間
深膝蓋下滑液包
浅膝蓋下滑液包
膝蓋前滑液包
膝蓋下脂肪体
膝窩筋
鵞足包
内側膝蓋支帯
半膜様筋滑液包
Osgood-Schlatter病
遺残性Osgood-Schlatter病
有痛性分裂膝蓋骨
膝蓋腱症
内側側副靭帯損傷後の膝内側部痛
内側半月板縫合術後の膝内側部痛

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序文

「著者のはしがき」より

2011年に城東整形外科で研修し、私の超音波診療が始まりました。それまで「まずレントゲン」「骨には異常がありません」と骨学が中心であった私の膝痛診療は、ここで劇的に変化しました。
膝関節外科医は関節包内構造体(十字靭帯や半月板)が外科手術の対象となることが多いため、その解剖や手術術式の研究に多くの時間を費やしてきました。私も、どうやったらより良い手術ができるか、どうやったら術後成績を向上できるかを第一に考えて診療をしてきました。
もちろん外科治療は重要ですが、より多くの患者さんが保存療法の対象となります。そして、痛みや機能障害の原因が膝関節包外にあることも少なくないことに気づきました。我々整形外科医はもっと保存療法に注目し、精進するべきだと考えています。

いまだに、「外来は忙しくて時間がないからエコーは使っていない。本当に必要ですか?」という質問を受けることがあります。膝関節痛に対する超音波は、より良い診療をするためのツールです。時間が問題なのではありません。最近のテクノロジーの進歩は目覚ましく、これまでは見えなかった病態が見えるようになってきています。我々整形外科医も進歩しなければならないと思っています。
まずは超音波を膝に当ててみてください。疼痛がある場合には、超音波画像で何らかの異常所見が見えることが多いです。これまで見えなかった病態が見えると、感情が揺さぶられます。もし異常所見が見えなくても、圧痛部位を解剖学的に同定することが可能になります。圧痛点の深層には何が見えるでしょうか? 
超音波は新しい診療ツールです。単純X線が必要な場合やMRI・CTが必要な場合と同じように、超音波が必要となるケースがあります。今後数年のうちに、一部の膝関節痛に対する超音波診療は常識的なものになると確信しています。

2019年11月 中瀬順介

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レビュー

X線診断を基本とした従来の診療スタイルを根本から覆す一冊

皆川洋至(城東整形外科副院長)
本書の特徴は、膨大な情報量、基礎から臨床までを俯瞰した内容構成、質の高い画像と分かり易い図である。圧巻は凡そ100点に及ぶ解剖写真。これだけ数多くの解剖写真を掲載した書籍は珍しい。
著者の豊富な解剖経験は、画像へのこだわりにも見て取れる。膝関節学を理解する手段として、本書には超音波画像以外にも数多くの画像を掲載している。X線写真(61)、CT(15)、MRI(130)、超音波画像(256)、その他解剖図など(181)。この数字が画像に対する著者の格付けを物語る。
本書は江戸中期に出版された書籍『解体新書』と酷似する。杉田玄白・前野良沢らの情熱が、当時の常識だった東洋医学から西洋医学へのパラダイムシフトを引き起こした。本書にもX線診断を基本とした従来の診療スタイルを根本から覆す威力がある。
これからの時代、X線所見だけで語る医師は嘘つきになる。痛い場所をX線撮影し、内服処方でお茶を濁すことに著者は警鐘を鳴らす。問診・視診・触診と同時に超音波画像を活用し、病態を正確に把握する。局所病態を超音波ガイド下に局所治療する。治療結果から病態を再考し、病態理解をさらに深める、これが新しい時代の診療スタイルである。

だからこそ本書は膝エコーの本bookではない。膝関節を学ぶバイブルThe bookである。

(皆川洋至先生「推薦のことば」より)

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