仲野 徹×久坂部羊「医学生たちよ、君らだいじょうぶか?⑤ 阪大総長として大学をどう変えたかったか」(討論 Pro×Pro)
登録日:2022.01.31 最終更新日:2025.09.24
シリーズ: 【Web医事新報チャンネル】~2022/5
今日のテーマは「医学生たちよ、君らだいじょうぶか?」。
日本医事新報連載「ええ加減でいきまっせ!」で医学生に対し時に厳しく、時に愛を込めて苦言を呈してきた阪大病理学教授の仲野徹先生と、阪大での学生時代から仲野先生をよく知る医師で作家の久坂部羊先生に、いまどきの医学生の気質、医学教育の問題についてディスカッションいただきます。
第5回は「阪大総長として大学をどう変えたかったか」です。(全7回)
(視聴時間7分・2021年12月20日収録)
【仲野徹×久坂部羊「医学生たちよ、君らだいじょうぶか?」 CONTENTS】
- Part 1 僕らが阪大の学生だった頃
- Part 2 阪大医学部はなぜ女子学生が少ない?
- Part 3 医学教育の悲劇~「国試に通るための勉強」でいいのか
- Part 4 医療小説を読め、プリミティブな欲望を抱け
- Part 5 阪大総長として大学をどう変えたかったか
- Part 6 仲野教授は厳しすぎる?~最近の医学生をほめてみよう
- Part 7 仲野教授のラスト(?)メッセージ~医学生諸君へ愛を込めて
大学改革を断行するために2021年5月の阪大総長選(総長選考)にチャレンジし敗退した仲野先生は、大学を具体的にどう変えたかったのか。
Part 5 では、久坂部先生の単刀直入な質問に対し、仲野先生が総長候補として目指したUniversity像を語ります。
Part 6「仲野教授は厳しすぎる?~最近の医学生をほめてみよう」へ
【PROFILE】
仲野 徹(なかの とおる):大阪市旭区生まれ。1981年阪大医学部卒。内科医としての勤務、ヨーロッパ分子生物学研究所研究員、京大講師、阪大微研教授を経て、2004年より阪大病理学教授。2012年に日本医師会医学賞受賞。専攻はエピジェネティクス、幹細胞学。趣味は読書、僻地旅行、義太夫語り。日本医事新報で「ええ加減でいきまっせ!」連載中。著書に『エピジェネティクス』(岩波新書)、『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)、『からだと病気のしくみ講義』(NHK出版)、『仲野教授の笑う門には病なし』(ミシマ社)など。
久坂部 羊(くさかべ よう):大阪府堺市生まれ。本名・久家義之。1981年阪大医学部卒。大阪府立成人病センターで麻酔科医、神戸掖済会病院で外科医、在外公館で医務官として勤務。2003年に『廃用身』(幻冬舎文庫)で作家デビュー。2014年に『悪医』(朝日文庫)で日本医療小説大賞受賞。『破裂』『無痛』『告知』(いずれも幻冬舎文庫)、『善意の罪』(文藝春秋)、『ブラック・ジャックは遠かった―阪大医学生ふらふら青春記―』(新潮文庫)など著書多数。
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【関連書籍】
中野隆史監修/駒澤伸泰編『医学教育イントロダクション─医療系学生を支えるすべての指導者へ』
久坂部羊『ブラック・ジャックは遠かった―阪大医学生ふらふら青春記―』(新潮社サイト)
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