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これからの医学教育を考える(その2) ─医師国家試験改革私案 [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(101)]

登録日: 2016.09.08 最終更新日: 2026.02.21

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

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初期研修の2年間を含め、医学部は8年制の高度な専門学校みたいだと感じることがある。そうなってしまっている理由のひとつは、いやというほど勉強しなければ合格できない医師国家試験にある。

いまや通常の診療環境では、ネットですぐに多くの医学知識にアクセスできる。細かいことは覚えていなくても大丈夫ということだ。そんな時代、現行のような国家試験は意義を失っていると思えてならない。

実現は難しいかもしれないが、教科書的な内容を詰め込んだタブレットを受験者に配布して試験をおこなえばいいのではないかと真剣に考えている。その内容は前もって広く公開しておくけれども、カンニング防止のため、ネット接続は不可。

そんなことをすれば易しくなりすぎると思われるかもしれない。が、出題者も当然タブレットにある内容を知っているのだ。少し工夫すれば、知識ではなくて考え方を問うような問題を作ることができるし、簡単に難易度をあげることもできる。


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