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特集:肩こり・腰痛・膝痛患者に対する整形内科的生活指導

No.4987 (2019年11月23日発行) P.19

監修: 小林 只 (弘前大学医学部附属病院総合診療部)

登録日: 2019-11-25

最終更新日: 2019-11-19

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監修:小林 只(弘前大学医学部附属病院総合診療部)

■監修のことば

社会の高齢化に伴い,広く求められる運動器疼痛(特に,肩こり・腰痛・膝痛)を有する地域住民・患者を多診療科・多職種でサポートすることが「整形内科学(non-surgical orthopedics)」の目指す一側面である。その成果のひとつであるファシア・ハイドロリリースという局所注射手技は,その安全性・有効性からも国内でも急速に広がりつつある。しかし「なぜ,その場所を痛めたのか?」という理由に介入せずには,中長期的なケアは成立しない。今回は「適切な生活動作指導まで行う一連の診療技法」および「地域における生活動作サポートの実践」に関して,本分野に熱心に取り組む総合診療医の先生方に解説頂くこととした。

■目次

1 整形内科的生活指導・総論─患者を動機づける診療技術
小林 只(弘前大学医学部附属病院総合診療部)

2 生活指導のためのコミュニケーション技法 ─考え・感情・事実を聞き分ける事実質問の手引き
平野貴大(国民健康保険大間病院/弘前大学大学院総合診療医学講座)

3 外来運動器診療と事実質問 ─聞く・触る・エコー・注射・生活指導の流れ
遠藤健史(雲南市立病院内科) 多田明良(国吉診療所)

4 地域で整形内科的生活指導を展開するための工夫 ─多職種連携の観点から
並木宏文(十勝いけだ地域医療センター)

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・整形外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療体制の救急告示病院として救急患者を受け入れています。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問診療、訪問看護、訪問介護体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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