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肛門痛を主訴に受診した82歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(324)]

No.5269 (2025年04月19日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (医療法人生坂医院)

井上綾菜 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

小島淳平 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

田原淳輔 (千葉市立青葉病院内科)

登録日: 2025-04-16

最終更新日: 2025-04-15

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8カ月前から排便時に肛門の左奥の痛みが出現し,徐々に増悪して4カ月前から持続痛となった。消化器内科,消化器外科,肛門科を受診したが原因不明であり,対症療法として処方されたステロイド外用薬も無効であった。ペインクリニックで鎮痛薬を処方されたが改善に乏しく,本人が当科受診を希望した。

便秘や血便はない。直腸診では3時方向に著明な圧痛を認める。肛門の視診所見を示す(図1)。

一般血液・生化学検査は異常なし。


研修医の診断:肛門挙筋症候群

指導医の診断は?

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