株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

特集:化膿性脊椎炎にどう対処するか

No.4963 (2019年06月08日発行) P.17

監修: 山田 宏 (和歌山県立医科大学整形外科学講座教授)

登録日: 2019-06-10

最終更新日: 2019-06-05

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

監修:山田 宏(和歌山県立医科大学整形外科学講座教授)

■監修のことば

化膿性脊椎炎は,実臨床の現場で診断の遅れや初期対応のまずさが目立つ代表疾患のひとつである。難治例や重症例に遭遇するたびに,医師の卒後教育がいかに重要であるかを痛感させられる。
本疾患は,専門性の如何にかかわらず臨床医であれば,その診断と治療に精通していなければいけないcommon diseaseであることを改めて強調したい。そして,その正しい初期対応を身につけることは良医となるための必須事項である。
本特集では,「化膿性脊椎炎にどう対処するか」と題して,医療現場に最新の良い知識が届くように特集を組ませて頂いた。明日からの実診療にお役立て頂ければ幸いである。

■目次

1 化膿性脊椎炎の原因と発生機序
安藤宗治(関西医科大学整形外科病院教授)

2 化膿性脊椎炎の起炎菌同定と抗菌薬治療
森平 泰(獨協医科大学整形外科学講師)

3 化膿性脊椎炎およびその後遺症に対する手術治療─経皮的後方固定の有用性
長田圭司(和歌山県立医科大学整形外科学講座)
山田 宏(和歌山県立医科大学整形外科学講座教授)

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・整形外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療体制の救急告示病院として救急患者を受け入れています。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問診療、訪問看護、訪問介護体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top