60歳,男性。脳梗塞の既往があり,抗血小板薬を内服中。心エコー図で下壁の軽度壁運動低下あり,当科紹介受診。
精査目的で施行した冠動脈CT・冠動脈造影で右冠動脈に狭窄および瘤形成を認めたため,経皮的バルーン拡張術を施行(図a,黄・白矢印)。1年後のフォローアップ冠動脈CT・冠動脈造影で遅延造影を伴う再狭窄(図b,黄矢印)と新規の瘤形成(前回バルーン拡張部位)を認めた(図b,白矢印)。
川崎病の既往はなく,発熱や胸部症状なし。CRPは陰性(<0.2mg/dL),血沈(60分値)は100mmとやや亢進。