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直腸に多発する隆起型びらん……炎症性腸疾患?[画像診断道場~実はこうだった(318)]

No.5281 (2025年07月12日発行) P.1

糸井祐貴 (群馬大学 消化器・肝臓内科学)

橋本 悠 (群馬大学 消化器・肝臓内科学)

久永悦子 (群馬大学附属病院 病理部・病理診断科)

浦岡俊夫 (群馬大学 消化器・肝臓内科学)

登録日: 2025-07-09

最終更新日: 2025-07-08

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65歳,男性。
1カ月以上持続する下痢と血便のために前医を受診し,抗菌薬(レボフロキサシン)を処方された。その後も症状の改善がなく,潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)の可能性を考慮されて当科へ紹介受診となった。精査のために下部消化管内視鏡検査を行い,上記の画像所見を得た。
既往歴:十二指腸潰瘍,H.pylori除菌後。最近の海外渡航歴なし。不特定多数との性交渉なし。
家族歴:特記事項なし。内服薬:なし。生活歴:貯水庫の水を飲むことがある。

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