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羽毛布団と毛布の重ね順による保温性の違い

No.4756 (2015年06月20日発行) P.67

川島美勝 (日本睡眠環境研究機構副理事長/事務局長)

登録日: 2015-06-20

最終更新日: 2016-10-18

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【Q】

羽毛布団と毛布を重ねて使う場合,毛布を羽毛布団の下にするよりも上にかぶせるほうが保温性が良いのかどうか,ご教示下さい。
(京都府 I)

【A】

毛布を羽毛布団の上にかぶせると,羽毛がつぶされて保温性が低くなってしまいます。重ね方を変えて実験したところ,毛布を上にかぶせた場合は羽毛布団を上にしたときと比べて,保温性が60%程度までに減ったという測定結果になりました。
日本睡眠環境研究機構では,布団の試験方法として,保温性試験機,弾力性試験機,水分移動特性試験機,耐久性試験機を開発し,その表示方法を策定しています。
また,睡眠環境の科学技術の普及のために,睡眠環境講座を開催し,睡眠環境診断士の認定証を発行しています。
布団を販売するにあたって,保温性,弾力性,水分移動特性,耐久性などの性能を表示して販売することが望まれます。現状では,消費者はまったくわからないまま購入せざるをえません。この点は,寝具業界で改めるべきことであると筆者は考えます。
布団の試験方法,睡眠環境講座については,下記の日本睡眠環境研究機構ホームページをご参照下さい。

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