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そのほかの不動産投資について[〈個人投資家医師による〉医師のための投資術(6)(完)]

No.5246 (2024年11月09日発行) P.56

美馬雄一郎 (稲城市立病院整形外科医長)

登録日: 2024-11-06

最終更新日: 2024-11-05

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要旨

1LDK以上のマンション投資は,旺盛な需要を背景に家賃の値上げも期待しやすく,実需と投資の両方で売却できるため,出口戦略を立てやすい不動産投資になります。地方の高利回り物件は一見魅力的ですが,空室や修繕費などで実質利回りは低くなりやすく,人口減少の影響で今後ますます厳しくなる投資です。

都心1棟マンション投資は管理費を抑え,土地比率が高くなりやすく,銀行担保価値も高く保ちやすいこともあり,よい物件を得ることができれば次の融資にもつなげやすい手法です。しかし,ロットも大きくなるため,ある程度ほかの投資で経験を積んでから始めるのがよいでしょう。

米国不動産投資はインカムゲイン,キャピタルゲイン両方の上昇と高い節税効果が見込めますが,自己資金が多く必要になります。新興国不動産投資はギャンブル性が高い投資であり,お勧めしません。

1 はじめに

前回は,不動産投資による節税の仕組みと,1Rマンション投資についてお話ししました。今回は,そのほかの不動産投資について,誌面の許す限りお話しさせて頂きます。

なお,本記事は筆者の個人的な意見にすぎません。また,特定の投資方法の効果を保証するものではありません。最終的な投資は自己責任でお願いします。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
●大村市の人口は約99,500人(令和7年3月末日現在)で、県内13市で唯一人口が増加しています

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