株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

「わかりやすい介護保険主治医意見書の書き方 記載のポイントと具体例」について著者の近藤敬太先生にお聞きしました

No.5246 (2024年11月09日発行) P.70

登録日: 2024-10-09

最終更新日: 2024-10-09

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今週のおすすめWebコンテンツ

わかりやすい介護保険主治医意見書の書き方〜記載のポイントと具体例

●執筆
近藤敬太(藤田医科大学連携地域医療学/豊田地域医療センター総合診療科)

●商品説明
判型:A4判
頁数:17頁、図4点、表4点
価格:1,100円(税込)

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

介護保険主治医意見書は多くの医師がかかわる書類で、恐らく小児科医ですら研修医時代に書いたことがある書類だと思います。しかし、よく書く書類にもかかわらず、臨床の現場でどのような意義があるのか、書いた後にどのように使われているのかまで習うことは少ないかと思います。実際、自分自身、先輩の書いた書類を見よう見まねで書いて、書き始めた頃はしっかりとした記載ができていなかったのではと反省しています。

このコンテンツでは、介護保険主治医意見書がどのように使われるかをお伝えし、どのような記載をすればよいかを解説しています。具体例も示して解説しており、より患者さんのためになる記載ができるようになったり、記載にかかる時間も短くなったりすると思います。一見、とっつきにくい介護保険主治医意見書がより身近に、より楽しく意味のある物に感じられるかと思います。

─実際の活用方法を教えて下さい。

まずは前半をざっと読んで頂き、介護保険主治医意見書の意味や全体像をつかんで頂きたいです。記載例として代表的な3例を取り上げているので、ご自身が経験された患者さんに照らし合わせて頂くと、きっと「ああ、こんな患者さんいたなぁ……」とより実感を持って読むことができるかと思います。ご自身で実際に記載される際には、後半のポイントを読みながら書いて頂くと、より詳細に、読み手にとってもわかりやすく意味のある意見書が書けるようになると思います。これを繰り返すことで、普段の診療からどのようなポイントを聴取すればよいか、高齢者診療で意識するポイントもきっと変わってくるかと思います。

実は、意見書の記載のポイントは、高齢者診療のポイントとも多くの箇所が一致しているのです。介護保険主治医意見書の記載を通じて、皆さんの高齢者診療もよりわかりやすく、患者さんのためになるものとなれば筆者としてとても嬉しく思います。

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

関連求人情報

公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
●大村市の人口は約99,500人(令和7年3月末日現在)で、県内13市で唯一人口が増加しています

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top