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足を捻りました……①[足関節外果骨折][骨折ファーストタッチ ─decision makingのための骨折の考え方─(9)]

No.5181 (2023年08月12日発行) P.42

海透優太 (JCHO若狭高浜病院整形外科医長/臨床研修センター長)

登録日: 2023-08-14

最終更新日: 2023-08-10

鑑別診断

▶「足を捻った」と受診する患者は,腓骨遠位部(外果)が脛骨遠位部(内果)より長いため,内返し受傷をされていることが多いです。アスリートで多いのは,他人の足の上に着地するケースや急に止まろうとした際に勢い余って足を捻るケースです。高齢者の場合には,筋力低下などで歩行時に足の上がりが悪くなり,足先を地面に引っ掛けて受傷します。この場合は,踏ん張って足を捻るよりも先に転倒してしまうことも多いと思われます。

鑑別疾患:「足を捻った」⇒足関節外果骨折,足関節内果骨折,前距腓靱帯損傷,第5中足骨基部骨折

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