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『新しい腰痛の診かた・治しかた“Swing-石黒法”〜全身に及ぶ仙腸関節機能障害』について著者の石黒 隆先生にお聞きしました

登録日: 2021-04-15

最終更新日: 2021-04-15

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新しい腰痛の診かた・治しかた“Swing-石黒法”〜全身に及ぶ仙腸関節機能障害

[執筆]石黒 隆(いしぐろ整形外科院長)

判型:A4判
頁数:33頁
価格:2,200円(税込)

質問1:本コンテンツの特徴・魅力を教えてください。

仙腸関節が痛みやしびれに深く関与している事実を医療関係者があまり認識していないのが現状です。仙腸関節は上半身と下半身を支える重要な部位であり、仙腸関節面の不適合(ズレ)が原因で生じる仙腸関節機能障害は全身の多岐の症状に及びます

日常生活で動いているうちにこの関節面の不適合が解消されることもあります。しかし、転倒、交通事故などの外傷やお産などをきっかけとした仙腸関節の強い不適合(一部は靭帯の引っ掛かり)は長期にわたり症状が持続します。

今まではこのような強い不適合を治す手段がありませんでしたが、新しい授動術(Swing-石黒法)で治療可能となり、今まで原因の特定されていなかった慢性疼痛が仙腸関節由来のものであることが分かってきました。本コンテンツでは仙腸関節機能障害の病態と症状、本法の原理と実践方法、原因の特定されていなかった疾患への関与などについて動画を多用して分かり易く紹介しています。

質問2:本コンテンツによる臨床上のメリットは?

本法は症状のある側を下にして側臥位となり、臀部の負荷をかけリラックスした状態で、上の股関節を軽く伸展するだけの方法です。仙腸関節機能障害の症状のほとんどが腰・下肢症状で、しゃがむのが苦手、つまずき易い、肩が痛くて腕が上がらない、手がしびれて力が入らない、また意外な症状として、首下がり症や小児の側弯症などもあります。本法の原理を理解することで仙腸関節の強い不適合を治し、それによってこれらの症状も治します

私は、従来の治療法で改善がみられない場合は、腰痛を訴えなくてもとりあえず本法を試しています。その結果、思いもよらない効果がみられることがあります。そうした症例は、仙腸関節機能障害を併発していたことになります。

本法は診断と治療を兼ねた簡便で安全な手技です。そして即効性がありますので、本法を習得することによって、私自身の経験としても、治療の幅が広がります

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