株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

jmedmook13 あなたも名医!知っておきたい閉塞性動脈硬化症 わかっているようでわかっていない?!

一筋縄では行かない閉塞性動脈硬化症の診療に風穴を!

定価:3,850円
(本体3,500円+税)

数量

カートに入れる

定期購読する

立ち読み

編集: 中村正人(東邦大学医療センター大橋病院循環器内科教授)
判型: B5判
頁数: 168頁
装丁: カラー
発行日: 2011年04月25日
ISBN: 978-4-7849-6413-0
付録: -

日常臨床で診療する機会が著しく増加してきている閉塞性動脈硬化症。「わかっているようで,意外にわかっていない」本疾患について一般外来でどのように診療したらよいかを、症状、検査、治療のキーポイントに絞って、その道のエキスパートである先生方が解説。一読して頂ければ、自信を持って診療にあたることが可能になります。

診療科: 内科 循環器内科
シリーズ: jmedmook

目次

第1章 閉塞性動脈硬化症の基礎知識
01 ASOとPAD,何が違うの?   
02 PADは稀な疾患か?
03 PADになりやすい人は?   
04 PADは無症状のことがある?
05 間歇性跛行とは?跛行の重症度分類は?   

Topics1 TASCⅡ,何が変わったのか?       

第2章 閉塞性動脈硬化症の鑑別診断はどうする?
06 跛行例における脊椎間狭窄症とPADの鑑別は?
07 慢性重症虚血肢とは?
08 下肢潰瘍の鑑別はどうする?
09 急性下肢虚血の症状は?危機的状況の判断は?   
10 脈が触れればPADは否定できる?           

第3章 閉塞性動脈硬化症を診断するための検査は?
11 ABIの有用性とその限界は?       
12 TBIとABIの違いは?
13 ABIと心血管イベントの関係は?           
14 超音波検査による血流評価はどのようにする?
15 画像診断の使いわけはどのようにする?

第4章 閉塞性動脈硬化症の治療のポイントは?
16 危険因子の管理はなぜ必要か?
17 急性下肢虚血を見つけたらどうする?   

第5章    跛行肢の治療はどうする?
18 跛行肢の自然予後は?下肢切断のリスクは高い?           
19 跛行に有効な薬物療法は?   
20 運動療法はどうすればできる?
21 間欠性跛行症例に対する血行再建の適応は?いつ紹介すればよいか?
22 血行再建はどこから行う?
23 ステント治療は有効か?   

Topics 2 angiosomeとは?   

第6章 重症虚血肢の治療はどうする?
24 重症虚血肢の危険因子は?           
25 重症虚血肢に有効な薬はある?   
26 重症虚血肢を見つけたらどうすればよい?       
27 血管新生の現状は?           
28 家庭でできるフットケアはある?      

Topics 3 SPPって何?   

第7章 糖尿病性足病変の治療はどうする?
29 糖尿病性足病変の発症メカニズムは?
30 糖尿病性神経障害の診断はどのようにする?           
31 足潰瘍になりやすい糖尿病の患者さんとは?   
32 フットケア指導のポイントとコツは?

もっと見る

閉じる

序文

巻頭言
 下肢の動脈疾患(peripheral artery disease;PAD)と言えばBuerger病であった時代は過去のものとなり、閉塞性動脈硬化症がPADと同義語になりました。食生活や生活スタイルの変化のみならず、高齢化、衛生状態の変化も本疾患の増加に大いに関与しているようです。

本疾患は動脈硬化性疾患の1つであるため、おのずと日常臨床で診療する機会が著しく増加してきていますが、under diagnosis、undertreatmentであると言われています。その理由は以下に挙げるようにいくつか考えられます。
無症候であることが少なくなく、症候を呈しても非特異的な症状のことが多いこと。忙しい診療の中で下肢の触診、聴診、ABI計測などをついスキップしてしまうこと。また、silent killerとも呼ばれ生命予後を規定する重要な要因ですが、患者さんのみならず医療サイドも認識が少なく、関心が薄いこと。さらには、たとえ診断を得ても治療の選択肢が限られていることなどです。診断が過小評価であるため、結果として適切な治療が施されないことになります。本疾患はcommon diseaseですが、とっつきにくい疾患の代表格と言えます。
また、単一な病態でないため、診断を得ると同時に病態の評価が重要となります。
「本疾患イコール下肢の切断」とおびえる患者さんは少なくありませんし、逆に下肢に潰瘍ができていても、皮膚の処置で放置されていることも少なくありません。
そこで、「わかっているようでわかっていない」本疾患について、一般外来でどのように診療したらよいかを、症状、検査、治療のキーポイントに絞って、その道のエキスパートである先生方に解説して頂きました。
本書では、各項目のエッセンスを冒頭に記載し、ショートクイズで内容を復習する形を採用しました。一読して頂けば、自信を持って診療にあたることが可能になると思います。
本書をPAD診療におけるハンドブックとして活用して頂ければ幸いです。

2011年4月
東邦大学医療センター大橋病院循環器内科教授 中村正人

もっと見る

閉じる

正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

・ 18ページ 表1 Rutherford分類 重症度Ⅰ,細分類1の客観的基準

〈誤〉「運動負荷試験は可能:負荷後APは50mmHg未満で血圧より25mmHg以上低下」→〈正〉「運動負荷試験は可能:負荷後APは50mmHg超で,安静時血圧に比して20mmHg以上低下」

もっと見る

閉じる

シリーズ書籍

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連記事・論文

もっと見る

関連求人情報

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top