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安楽死を求められ[プラタナス]

No.4956 (2019年04月20日発行) P.3

久坂部 羊 (医師・作家)

登録日: 2019-04-20

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  • 医師免許を得て38年。外科医、麻酔科医、外務省の医務官など、いろいろな現場に関わってきましたが、もっとも長く従事したのは、13年続けた在宅医療でした。
    その途中で小説家としてデビューし、現在も医療小説を書いています。長編も短編も、特定の症例をモデルにすることはなく、設定はすべて創作しています(キャラクターは実在の人物を混ぜて創ることもありますが)。

    ただ一作、『告知』という作品だけは、在宅医療の経験をほぼ事実のまま書きました。守秘義務がありますから、個人が特定されないように配慮はしていますが、患者さんのセリフや、診療中に感じた矛盾や苦悩はそのまま描いています。

    なかでも「セカンド・ベスト」という作品は、50代後半のALSの女性患者が主人公です。その人は、「体は動かんでも心は自由やから」と自らを励まし、「主人と話ができなくなったら、生きている意味がないから」と、人工呼吸を拒んで最期を迎えました。

    残り449文字あります

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