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まんが ビックリ!しまった! 診療所凸凹ばなし

想定外の事件&人物がわんさか登場!

定価:2,200円
(本体2,000円+税)

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監修: 原田裕士(株式会社匠代表取締役)
判型: -
頁数: 128頁
装丁: 単色
発行日: 2012年05月10日
ISBN: 978-4-7849-5447-6
版数: 第1版
付録: -
まんがで綴った診療所経営の極意。全編見開き完結の反面教師的エピソードがズラリ60編。€
思い当たること、ドキッとすること、おもわず笑ってしまうこと…その中から、医院経営の落とし穴が見えてきます。開業されている先生方にも、これから開業される予定の先生方にも、ゼッタイお薦めの一冊。€
各エピソードには、「ビックリ!」「しまった!」にならないための対処法が簡潔に記載されており、そこだけ読んでも「納得」です。

目次

第1話「井の中の蛙」
第2話「おそろい」
第3話「もう一カ所…」
第4話「動かない」
第5話「手をつないでゴール」
第6話「お待ちしています」
第7話「有名人で広告」
第8話「八方塞がり?」
第9話「君だけに」
第10話「一人の時間」
第11話「同じ敷地で」
第12話「期待していたのに」
第13話「開業地選び:オフィス街一等地」
第14話「借りられない」
第15話「故郷へ日帰り」
第16話「触らぬ神に…」
第17話「すれ違う思い」
第18話「手伝います」
第19話「ここって好適?」
第20話「オシャレすぎる広告」
第21話「仕事は見て覚えなさい」
第22話「是非、出店を」
第23話「私は勤続15年!」
第24話「大声出さないで…(涙)」
第25話「営業権は?」
第26話「おしゃれなリハビリ室」
第27話「所有権は?」
第28話「自ら率先して」
第29話「謎の背広軍団」
第30話「アドバイスいろいろ」
第31話「お詫びの煎餅」
第32話「キャンプに行くの?」
第33話「もう少し広くても」
第34話「車はどこ!?」
第35話「一泊二日韓国へ行こう!」
第36話「院長は…?」
第37話「お茶が美味しかった」
第38話「管理人付き診療所」
第39話「ママ友へのお披露目?」
第40話「ホームページは必須アイテム!」
第41話「君は誰だ?」
第42話「もう少し勉強を」
第43話「いつのまにか顧問に」
第44話「節税? 浪費?」
第45話「みんな同じ顔に見える」
第46話「朝令暮改」
第47話「虎の威を借りて」
第48話「強敵、来襲か!」
第49話「院長の城」
第50話「まるで親のようだ」
■コンサルタント編
第1話「よろしく頼む!」
第2話「追いかけられて」
第3話「評価表に書かれていたのは」
第4話「再チャレンジしたい」
第5話「どちらの味方?」
第6話「セミナー講演」
第7話「経営立て直し」
第8話「見学会偵察」
第9話「あなたもですか!」
第10話「執 筆」

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序文

「どうして、うちの診療所ばかり」「他の診療所でもこんなことってあるのだろうか」

診療所を経営している先生方なら、一度はこんな思いを持たれたことがあるのではないでしょうか。

開業した先生方は誰しも「経営を軌道に乗せ、順風満帆に、成功を収めたい」と強く願われるのはごく自然で当たり前のことだと思います。

ところが実際に開業してみると「どうだ」「これでもか」というように数々のハプニングが立ちはだかり、時には複数のトラブルが折り重なるように身に降りかかってくるのです。

経営者は孤独なもので「誰に相談したらいいか」と悩んでいるうちに気持ちが負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。

「経営のことは誰かに任せて、診療だけに専念していたい」とは多くの開業医の本音ではないでしょうか。

本書『診療所凸凹ばなし』はそんな開業医のびっくり話、しまった話、内緒話、などをまんがで表現してみました。そして、ここに描かれたビックリするようなケースでさえ、決して特異なケースではありません。科目・場所・背景・関わる人物こそ違え、私のコンサルタント人生の中でたびたび見聞きした、よくある話なのです。

本書が、既に開業されている先生方はもちろんのこと、これから開業を考えている先生方の少しでもお役に立てば幸いです。

本書は、週刊「日本医事新報」に一年間連載されていたものに加筆・修正を加え、一冊の単行本としてまとめたものであります。

€最後に、これまでご指導いただきました日本医事新報社の加藤さん、原田さんをはじめ関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。

平成24年4月€

原田裕士

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レビュー

【書評】「ビックリ!」「しまった!」にならないための対処法,医院経営の落とし穴や診療所経営の極意が見えてくる

廣瀬脩二氏(ブレストクリニック立川院長)
新規に開院する予定の医師は,それまでは長年勤務医をされていた方がほとんどだと思われる。したがって,開院の準備をする上で未経験の部分がかなり多いのではないだろうか。診療そのものには不安を感じないにしても,その他の事項に関してはどう進めてよいのか皆目見当がつかない状況が予測される。

通常は医療コンサルタントに依頼し,相談しながら進めていくのが一般的であろう。本書では診療所開設にまつわる50の実例をまんがで分かりやすく描いており,原田氏が長年経験された事象が見事に凝縮されている。私自身,開業当初から現在までの出来事を照らし合わせた結果,ほとんどの事例を経験していたことに改めて驚かされた。

この50の実例の中身を経営戦略,診療関連,そして職員関連と3つのカテゴリーに分類して見直してみたところ,経営戦略に関する事項は大部分が開院準備期間の前後に集中しているのに対して,職員に関する問題は準備段階から始まって,その後もずっと今になっても続いているように思われた。

設立の理念さえしっかりと確立されていれば,肝心の診療そのものに関する問題は意外に少ないことに気づかされる。職員関係のトラブルが院長にとっては一番気を遣わされることではないだろうか。

患者様1人1人を大切にして懇切丁寧に診療を続けていれば,必ず外来数の増加は付いてくるはずだ。

また準備資金は,開院に直接かかわる予算はどなたも真剣に検討されるが,以前と違って昨今は損益バランスが逆転する時期がかなり遅れる傾向にあり,それまでの運転資金を別途確保しておかなければならない。

医療コンサルタントの資質は大変重要で,経験豊富なベテランにお願いすることが大事であることは言うまでもない。あらゆる事項の照準を開院日に無駄なくピタリと合わせることは,プロでなければなしえない。

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