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不動産投資について[〈個人投資家医師による〉医師のための投資術(5)]

No.5245 (2024年11月02日発行) P.52

美馬雄一郎 (稲城市立病院整形外科医長)

登録日: 2024-10-30

最終更新日: 2024-10-29

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要旨

不動産は減価償却費やその他の各種経費を計上して赤字を作り,給与所得と損益通算することで節税することも可能です。また,融資を引いて自己資本以上に投資できることも利点です。

新築ワンルーム(1R)マンションがよく宣伝されますが,新築プレミアムが乗っていて,買った瞬間に損をする上,出口が限られるため売却価格が低くなりがちです。修繕費などが年々上昇する一方,家賃は徐々に下落して空室率も高いため,キャッシュフローは徐々に悪くなります。節税効果も実は高くなく,サブリース契約で利益を搾取する業者も多いです。

不動産は医師にとって非常に強力な資産形成術ですが,落とし穴も多いため,各種媒体でよく勉強してから不動産業者と相談しましょう。

1 はじめに

急に知らない番号から電話がかかってきて,「先生にお勧めしたい節税方法があります!」などと不動産投資の勧誘を受けたことはないでしょうか。実際,銀行からの信用が高い医師は不動産投資との相性はよいのですが,変な不動産を買わされて大損する方も少なくありません。今回は,医師にとっての不動産投資活用法について考えていきたいと思います。

なお,本記事は筆者の個人的な意見にすぎません。また,特定の投資方法の効果を保証するものではありません。最終的な投資は自己責任でお願いします。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
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