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投資対象についての考察[〈個人投資家医師による〉医師のための投資術(2)]

No.5242 (2024年10月12日発行) P.54

美馬雄一郎 (稲城市立病院整形外科医長)

登録日: 2024-10-09

最終更新日: 2024-10-08

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要旨

医師が個別株投資で市場平均を出し抜くことは非常に難しく,S&P500などのインデックス投資が第一選択です。長期投資になればなるほど安定し,直近100年では15年以上の配当再投資を行えば元本毀損はしていません。一括投資のほうが分割投資よりもリターンは高くなりますが,給与所得からの余剰資金を用いるため,必然的に分割投資になります。

およそ8年に1回は20%以上の暴落が起きて,株価回復まで平均4年かかりますが,配当再投資や積立投資を行うことで,より早期に資産が回復し,かつ暴落があることで最終的な資産はより高まります。

ただし,人間は利益より損失にストレスを感じがちであるため,自分の想定よりリスク許容度が低い可能性を考えて,投資経験を積み続けることが重要だと思います。

1 はじめに

臨床に携わる先生方は日々の診療や研究で忙しく,お金のことを勉強してこなかったという方も多いかと思います。今回は,どのような投資対象にどれだけ投資すればいいのか,を考えていきたいと思います。

なお,本記事は筆者の個人的な意見にすぎません。また,特定の投資方法の効果を保証するものではありません。最終的な投資は自己責任でお願いします。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
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