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『症状別 小児救急頻用薬』について著者の岸部 峻先生にお聞きしました

No.5172 (2023年06月10日発行) P.67

登録日: 2023-05-01

最終更新日: 2023-05-01

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症状別 小児救急頻用薬

●執筆
岸部 峻(東京都立小児総合医療センター救命救急科)

●商品説明
判型:A4判
頁数:44頁、図4点、表6点、動画3点
価格:1,870円(税込)


─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

救急外来に訪れる小児患者の多くが、軽症もしくは検査不要で、症状に応じて必要な薬剤を処方して帰宅となります。その際、小児を専門としていない救急医や研修医、総合診療医にとっては、小児への適応や投与量の確認などで困ることがあるのではないでしょうか。

これまでも、小児薬用量だけをまとめた表や、疾患に関する内容の最後に薬だけが少しだけ記載されている書籍などはあったかと思います。今回のコンテンツでは、それらとは異なり、救急外来における小児への薬剤処方の仕方と臨床で使用する際のポイントを、最低限おさえておくとよい症状別にまとめています。また小児救急外来では、子どもにとって効果のある薬剤を適切に処方するだけでなく、適切な保護者へのホームケアをすることが大切であり、そのために知っておくとよい知識についても補足をしています。明日からの小児救急外来で活用してもらえればと思います。

─実際の活用方法を教えて下さい。

まずは救急外来で対応した小児患者のメインとなる主訴を整理し、その症状別の項目をチェックして、必要な薬剤を選んで処方して下さい。処方のポイントの中に、家族への説明の中で活用できるような知識や、薬剤選択で悩む際に参考になる教科書的知識などをちりばめていますので、一読して頂ければと思います。

また、実際に外来ですぐに処方できるように、投与方法や投与量と併用禁忌薬をまとめ、具体的な処方例もありますので、参考にして下さい。施設によって、取り扱い薬剤がなかったり、製品名が異なる薬剤であったりしますので、事前に確認したうえで、実際の診療に備えて頂ければと思います。

小児科医でも、非小児科医でも、小児を診てくれる医師たちの小児救急外来での一助となることを期待しています。

本コンテンツが,日々の臨床に少しでも役に立つ手引き書となれば幸甚です。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
●大村市の人口は約99,500人(令和7年3月末日現在)で、県内13市で唯一人口が増加しています

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