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認知症の疾患修飾薬への期待と課題〜三村 將(慶應義塾大学医学部精神・神経科学教授)【この人に聞きたい】

No.5157 (2023年02月25日発行) P.6

三村 將 (慶應義塾大学医学部精神・神経科学教授)

登録日: 2023-02-23

最終更新日: 2023-02-22

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疾患修飾薬のFDA承認は認知症治療新時代の第一歩
Aβの蓄積を診断する検査の承認、ARIAへの早期対応が必要
認知症との共生と治療を実現する社会の構築を



みむら まさる:1984年慶應義塾大学医学部卒。米国ボストン大学医学部行動神経学部門失語症研究センター・記憶障害研究センター研究員、昭和大学医学部精神医学教室助教授などを経て、2011年より現職。専門は老年精神医学、神経心理学など。日本老年精神医学会副理事長。

アルツハイマー病の疾患修飾薬レカネマブが、今年1月、認知機能の低下を27%抑制したとして、米国FDAで迅速承認され、日本でも承認申請が出された。2021年6月には米国で疾患修飾薬のアデュカヌマブが承認されている。認知症の疾患修飾薬への期待と日本での課題について、日本老年精神医学会副理事長で慶應義塾大学医学部精神・神経科学教授の三村將氏に聞いた。

患者・家族にとって大きな福音

─米国でのレカネマブ承認をどう評価していますか。

アデュカヌマブとレカネマブはアルツハイマー病の原因の一つであるアミロイドβ(Aβ)をターゲットとした疾患修飾薬です。これまで認知症の治療薬はドネペジルなど症状を改善する薬しかありませんでした。アデュカヌマブに続いてレカネマブが米国で承認され、日本でも承認申請が出されたというのは、早期アルツハイマー病の患者さんとご家族にとって福音となりますし、認知症治療において大きな一歩だと考えています。

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