編: | 株式会社Medixpost代表取締役医師 大平純一朗(京都大学医学部卒業 脳神経内科医・神経内科専門医) |
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判型: | A5判 |
頁数: | 312頁 |
装丁: | カラー |
発行日: | 2025年05月27日 |
ISBN: | 978-4-7849-4712-6 |
版数: | 第1版 |
付録: | 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます) |
●日本最大級の脳神経内科領域情報サイト「Medixpost」発の好評書籍 第2弾!
●「治療選択肢が増えたが,どれを選ぶべきか迷う」「忙しい診療の合間に最新情報を効率的にキャッチアップしたい」「エビデンスに加えて実際の診療の“勘所”も知りたい」─このような先生方のお悩みにしっかり答える1冊です
●書籍化にあたり,全項再編集。
●本書第一弾とあわせてご覧頂くと,斯界の重要情報を効率よく収集できます。
1章 脳血管障害
1.脳梗塞後の嚥下障害予測スコアリングの紹介 池之内初
2.若年性脳梗塞でどこまで調べるか? 池之内初
3.脳梗塞で経食道心エコー検査はどのようなときに実施するか? 村上泰隆
4.栄養と脳梗塞との関連 秋本高義
5.4つのDOACの使い分け 蒲生直希
6.BAD疑いの急性期でDAPTかrt-PAか,どちらを選択? 蒲生直希
7.DWIパターンからどこまで塞栓源性疾患を予測できるか 山本康正
8.血栓回収療法の転院搬送前にrt-PAを投与するべきか? 勝又雅裕
9.脳梗塞再発後の治療選択:文献レビュー 勝又雅裕
2章 神経変性疾患/認知症
1.パーキンソン病の色々な補助薬の使い方 澤村正典
2.はじめての身体障害者手帳申請書─パーキンソン病の場合 澤村正典
3.パーキンソン病の治療をいつから始めるか?─疾患修飾作用の側面から 土井 光
4.パーキンソン症候群の鑑別のtips 三嶋崇靖
5.計算してますか?levodopa equivalent dose(LED)の話 吉村賢二
6.日常診療におけるすくみ足とジスキネジアの話題 上がってんの?下がってんの?皆はっきり言っとけ!(上がってる!) 樽野陽亮
7.パーキンソン症候群の非運動症状に対する漢方治療 伏屋公晴
8.GBA関連パーキンソン病について最近のいろいろ 生野真嗣
9.パーキンソン病における視覚認知障害 和田一孝
10.小脳傍虫部病変の診断的意義と病理学的背景 杉山淳比古
11.筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者を診断してからの第一歩 西本祥仁
12.ベンゾのリスク 小田陽彦
13.嗜銀顆粒病/嗜銀顆粒性認知症の脳形態変化の特徴 櫻井圭太
3章 てんかん
1.脳卒中後てんかんの発作症状と脳波,画像所見 池田宗平
2.てんかん外科治療を考えるタイミング 小林勝哉
3.ビデオ脳波モニタリングをすべきタイミング 小林勝哉
4.脳卒中後てんかんの最新の知見 田中智貴
5.脳波のフォロー頻度について 三枝隆博
6.てんかんと妊娠 油川陽子
7.意識消失発作でてんかん疑いの紹介,どうする? 本多正幸
8.レベチラセタム vs ラモトリギン 妊娠可能な女性患者における特発性全般てんかんの第一選択は? 萩原綱一
4章 自己免疫
1.重症筋無力症におけるステロイドパルス療法の初期増悪を意識した使用法について 内藤裕之,杉本太路
2.全身型重症筋無力症に対するFcRn阻害薬 富沢雄二
3.NMOSDに関連した視神経炎の診断と治療─眼科的視点から 植木智志
4.多発性硬化症の各疾患修飾薬を使用する際の注意すべき事柄 藤井ちひろ
5章 頭痛
1.国際頭痛分類第3版(ICHD-3)の「その他の一次性頭痛疾患」とは何か 柴田 護
2.片頭痛ワンポイントレッスン 橋本洋一郎
3.女性の頭痛診療に役立つ産科・婦人科領域基礎知識 牧田和也
6章 筋/末梢神経
GBS-TRF(treatment-related fluctuations)と急性発症CIDP(A-CIDP) 伊佐早健司
7章 感染症
進行性多巣性白質脳症(progressive multifocal leukoencephalopathy:PML) 田中正美
8章 その他
1.腰椎穿刺のコツ 多田昌史
2.片側顔面痙攣に対するボツリヌス治療 立林恭子
3.臨床における遺伝子解析の基礎 久米広大
4.外注検査のまとめサイトをつくりました 綾木 孝
5.外注検査の梱包作業のまとめサイトをつくりました 綾木 孝
6.複視の鑑別のひとつに,「輻輳痙攣」を 月田和人
7.査読で私は何をみているか 目崎高広
8.血管炎性ニューロパチーは脳神経内科の疾患である 神田 隆
索引
脳神経内科領域の知見は日々アップデートされ,臨床の現場で悩むことも多いのではないでしょうか?
「治療選択肢が増えたが,どれを選ぶべきか迷う」
「忙しい診療の合間に最新情報を効率的にキャッチアップしたい」
「エビデンスに加えて実際の診療の“勘所”も知りたい」
このような悩みを抱える先生方に向けて,本書『脳神経内科クリニカルアップデート Part 2』をお届けします。
本書は,大好評だった『脳神経内科クリニカルアップデート』(2024年5月発売)の続編で,約5,000名の医師が関心を寄せたテーマを厳選し,最前線で活躍する専門医の知見を凝縮している点が特徴です。単なるガイドラインやエビデンスの解説ではなく,現場で役立つ視点を重視し,明日からの診療に直結する内容になっております。
私は,脳神経内科領域の重要情報を共有し,”明日から使える”知識をスキマ時間でアップデートできる情報サイト「Medixpost」を運営しております。Medixpostでは,最新の研究成果や臨床の実践知が日々共有されており,日本の脳神経内科医の2人に1人にご活用頂いております(2025年5月時点)。
本書では,Medixpostで特に関心の高かったテーマをさらにブラッシュアップし,明日からの臨床に役立つ内容が盛り沢山です。さらに,各章には対応するMedixpostの記事リンクをQRコードで掲載し,執筆者へ直接質問できる仕組みもご用意しております。Medixpostへの会員登録(医師限定)が必要ですが,数分程度で,かつ無料でして頂けます。Medixpostには本書で扱った内容だけでなく,これまで約2,000の記事が掲載されており,日々更新されています。情報発信にもご活用頂けますのでぜひご検討下さい。下記のQRコードからもご登録頂けます。
末筆ではございますが,執筆にご協力頂いた先生方,そして日々Medixpostをご支援・ご活用頂いている先生方に心から感謝申し上げます。本書が,先生方の診療の一助となり,知識のアップデートに貢献できることを心より願っております。
2025年5月5日
(株)Medixpost代表取締役医師 大平純一朗
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