減塩に加えて下記薬剤を使用する。高齢者やeGFR<30mL/分/1.73m2の症例では,RA系阻害薬は少量から開始する。利尿薬はeGFR≧30mL/分/1.73m2の症例ではサイアザイド系利尿薬,それ未満はループ利尿薬を用いる。
一手目 :コニールⓇ4mg錠(ベニジピン塩酸塩)1回1錠1日1回(朝食後)
二手目 :〈一手目に追加〉ナトリックスⓇ1mg錠(インダパミド)1回1錠1日1回(朝食後),またはダイアートⓇ30mg錠(アゾセミド)1回1錠1日1回(朝食後)
三手目 :〈二手目に追加〉オルメテックⓇ20mg錠(オルメサルタン メドキソミル)1回1錠1日1回(朝食後)
一手目 :オルメテックⓇ20mg錠(オルメサルタン メドキソミル)1回1錠1日1回(朝食後)
二手目 :〈一手目に追加〉コニールⓇ4mg錠(ベニジピン塩酸塩)1回1錠1日1回(朝食後)
三手目 :〈二手目に追加〉ナトリックスⓇ1mg錠(インダパミド)1回1錠1日1回(朝食後),またはダイアートⓇ30mg錠(アゾセミド)1回1錠1日1回(朝食後)
PTRAによる完治をめざすが,不可の場合にはRA系阻害薬で降圧治療を行う。
一手目 :オルメテックⓇ20mg錠(オルメサルタン メドキソミル)1回1錠1日1回(朝食後)
一手目 :アダラートⓇCR40mg錠(ニフェジピン)1回1錠1日1回(朝食後)
二手目 :〈一手目に追加〉タナトリルⓇ2.5mg錠・5mg錠・10mg錠(イミダプリル塩酸塩)1回1錠1日1回(朝食後)。2.5mgから開始し10mgまで漸増
腎機能が悪化する場合や十分な降圧が得られない場合はPTRAを考慮する。
可能な症例では腹腔鏡下副腎摘出術を優先する。手術が施行できない症例では降圧薬治療を行う。
一手目 :ミネブロⓇ5mg錠(エサキセレノン)1回1錠1日1回(朝食後),ただしeGFR<30mL/分/1.73m2の症例ではアルダクトンⓇA 50mg錠(スピロノラクトン)1回1錠1日1回(朝食後)
二手目 :〈一手目に追加〉コニールⓇ4mg錠(ベニジピン塩酸塩)1回1錠1日1回(朝食後)
原因薬剤の中止が最も望ましいが,治療のために継続が必要な場合には降圧薬治療を行う。
一手目 :ミネブロⓇ5mg錠(エサキセレノン)1回1錠1日1回(朝食後),ただしeGFR<30mL/分/1.73m2の症例ではアルダクトンⓇA 50mg錠(スピロノラクトン)1回1錠1日1回(朝食後)
二手目 :〈一手目に追加〉コニールⓇ4mg錠(ベニジピン塩酸塩)1回1錠1日1回(朝食後)
一手目 :コニールⓇ4mg錠(ベニジピン塩酸塩)1回1錠1日1回(朝食後)
二手目 :〈一手目に追加〉オルメテックⓇ20mg錠(オルメサルタン メドキソミル)1回1錠1日1回(朝食後)
有馬秀二(近畿大学医学部腎臓内科主任教授)