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『わかりやすい!【重症度別】花粉症治療薬の使いわけ』について著者の野村泰之先生にお聞きしました

登録日: 2022-02-07

最終更新日: 2022-02-07

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わかりやすい!【重症度別】花粉症治療薬の使いわけ

[執筆]野村泰之(日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野診療准教授)

判型:A4判
頁数:16頁
価格:1100円(税込)

 

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

 

近年、スギ花粉症は国民病とも呼ばれるほど患者さんがとても増えています。当然、耳鼻咽喉科以外のいろいろな科の先生方も花粉症患者さんに薬を処方される機会が増え続けています。そのような花粉症やアレルギー性鼻炎の治療について、鼻アレルギー診療ガイドラインなどの成書は幾つも刊行されていますが、なかなか通読される機会のない先生方も多いと思います。疾患概念の基礎や、薬の使いわけのエビデンスに精通されていらっしゃる先生方ばかりではないかもしれません。 そこで本コンテンツでは、鼻アレルギー診療ガイドラインなどのエビデンスに沿いつつ、なおかつ最近の花粉症事情を踏まえて、①患者さんごとの症状に則した花粉症治療薬の処方ができるように、②その背景基礎となるメカニズムはできるだけ簡潔でわかりやすく明解に説明し、③薬を処方する実際の臨床場面で役立つようなコンテンツをめざしました。そのため治療薬の名称も一般名ではなく製品名・商品名で多く記載してあります。

─本コンテンツでスキルアップすると、臨床上、どんな良い変化が生まれますか。

花粉症の治療薬は非常に多岐にわたります。その中で最も使用されているのは内服の処方薬です。先生方が実際の花粉症シーズンに処方されるのも内服薬が大部分だと思います。

そこで本コンテンツではガイドラインなどのエビデンスに沿いつつも、内服薬の処方パターン、特に幾つかの内服薬を組み合わせて処方する際のストラテジーを説明させていただいています。さらに点鼻薬を加えての処方パターンや、漢方薬の使い方などもできるだけわかりやすく図表を用いて提示させていただきました。実際の花粉症シーズンに薬を組み合わせて処方する際に、治療薬の選択方法や、その背景となる理論メカニズムと図表を思い浮かべつつ、患者さんの症状改善を実感していただければ幸いです。

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勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
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救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
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