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『訪問栄養指導指示書 書き方のポイント』について著者の奥村圭子先生にお聞きしました

No.5116 (2022年05月14日発行) P.67

登録日: 2022-01-27

最終更新日: 2022-01-27

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訪問栄養指導指示書 書き方のポイント

[執筆]奥村圭子(地域ケアステーション はらぺこスパイス室長)

判型:A4判
頁数:15頁
価格:770円(税込)

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

本コンテンツは、医師が管理栄養士と連携するためのマニュアルの1つとしてご活用頂けますと幸いです。地域包括ケアシステムにおける管理栄養士の役割は、重症化予防と位置づけられています。医師の継続的な医学的管理のもとでの病態と暮らしに合わせた管理栄養士の栄養介入は、日々の食生活の安心と日常生活を支え予定外入院を減らします。昨今、医師やケアマネジャー、ご家族からも管理栄養士への訪問依頼が増えています。しかし、勤務先の医療機関に管理栄養士がおらず困っている医師も増えてきました。また医師からは、管理栄養士はどのような栄養指導をするのか具体的に知りたいとの問い合わせも増えています。そこで本コンテンツでは、事例を通じ医師が具体的な指示や情報提供をできるように工夫した内容としました。本コンテンツを一度通読するだけで、管理栄養士との連携方法が理解できます。

様々な医療機関の医師と連携のある「地域ケアステーション はらぺこスパイス」で管理栄養士への指示に使用している様式例と項目についての解説も細かく掲載しています。

─本コンテンツでスキルアップすると臨床上、どんな良い変化がありますか。

医療機関に管理栄養士がいないと諦めていた状態から連携が可能になれば、患者の回復に栄養が大きく影響していたと実感することができます。管理栄養士は臨床現場で病態に合わせた栄養評価をし、食生活の課題も含め栄養課題を解決する専門職です。そして、栄養状態が改善することで治療の選択にも幅が広がる可能性があります。

栄養状態は、採血やAIの発展に伴って本人に会うことなく数値で簡単にわかる時代です。しかし、栄養状態は進行形の疾患やライフスタイルなどの影響で代謝が日々変化しています。そのため、栄養を示す数値が想定している病態と一致しているかどうかの判断は、本人の状態とともに定期的に管理栄養士の栄養評価から確認することも大切です。本コンテンツが医師と管理栄養士の連携の一助となることで、多くの患者の望む暮らしに役立つことができれば嬉しいですね。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
●大村市の人口は約99,500人(令和7年3月末日現在)で、県内13市で唯一人口が増加しています

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