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『コロナ禍における痰の診かた』について著者の亀井先生にお聞きしました

登録日: 2021-05-14

最終更新日: 2021-05-14

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コロナ禍における痰の診かた

[執筆]亀井三博(亀井内科・呼吸器科院長)
判型:A4判
頁数:21頁
価格:990円(税込)


─本コンテンツの特徴・魅力を教えてください。

咳の診方、考え方についての解説は数多ありますが、痰に焦点を絞ったものは余り目にしません。痰は、当然咳に付随するものと思われているため、刺身のつまの様に扱われてきました。そんな不当な扱いを受けてきた、痰の地位向上を目指して、執筆いたしました。

このコンテンツでは、ある日、私の元を訪れた患者さんの診療の実際をお示しします。私が何を考え、どのように痰と向き合っているか? 私の頭の中を余すところなく開示しております。将棋の大盤解説あるいは感想戦の様に自らの診療を振り返ります。患者さんのお話を聴き、診察する。そして想定した疾患の存在を確認するために如何に検査を進めていったかを辿ります。

使うのは胸部レントゲン、グラム染色、そして肺機能検査といったありふれた駒です。肺機能検査やグラム染色は多くの先生方にとってありふれていても近寄りがたいものと思いますが、読み進めていくうちに、身近なものに感じていただけると思います。そして自分でもやってみようと思っていただければ嬉しいです。美しいグラム染色の写真は、きっと皆様の目も楽しませてくれるでしょう。そして抗菌薬の適正使用を通じて、多剤耐性菌という眼下の問題に立ち向かうのにこの古くからある技術が、将棋の歩のように、如何に役立つか、お分かりになると思います。

─平時の診療とコロナ禍での診療の両方を解説していただきました。

はい。コロナ禍の今、私達は痰の原因を詰めて行くためのいくつかの駒、その肝というべき肺機能検査、喀痰グラム染色を使えない、そんな状況にあります。この駒落ちの闘いを如何に進めていくか、それもまたお示ししています。

私はこのコンテンツで、痰との向き合い方を通じて、患者さんから話を聴き、診察し、疾患を想起する、そしてそれを裏付ける証拠を集め、病態を見極め、治療を行う、さらに時間という駒を味方に、経過を診ながら、さらに修正して、診断に至る、臨床の基本的な考え方を呈示いたしました。

読み終わったとき、痰というありふれた地味な問題も、胸痛、頭痛そして腹痛と同じく、取り組み甲斐のあるものであると、思っていただけるのではないでしょうか。

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