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『胸部X線読影に役立つ 気管支走行の覚え方』について著者の長尾大志先生にお聞きしました

登録日: 2021-04-07

最終更新日: 2021-04-07

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胸部X線読影に役立つ 気管支走行の覚え方

[執筆]長尾大志(島根大学医学部附属病院 病院医学教育センター センター長/准教授)

判型:A4判
頁数:31頁
価格:1,650円(税込)

質問1:本コンテンツの特徴・魅力を教えてください。

私自身がそうだったのでよくわかるのですが、肺の立体構造は初学者の皆さんにとって非常に認識が難しいものです。書籍は二次元であるがゆえに、なかなかそれから肺区域の立体イメージを理解するのが難しく、最初のつまずきポイントになるのです。肺の立体構造を認識するために考案されたブロンコ体操は、一度マスターすれば肺区域の場所を二度と忘れることがないぐらい覚えやすい、体に覚えさせる体操であります。本コンテンツでは、この体操をマスターするために多くのページを割きました。

肺区域を覚えることで何が得なのか。もちろん立体構造を理解されているわけですから、胸部単純X線写真を一枚見ただけでも、あたかもCTを撮影したかのように、異常陰影のある場所が肺区域のどこであるか、わかるようになります

後半ではそのためのシルエットサインという考え方、そしてシルエットサインの具体例を数多くご覧頂くことによって、その読影方法をマスターして頂きます。シルエットサインをマスターすると、たとえば死角、物陰にある陰影の存在を、シルエットサイン陽性であるがゆえに認識できるという利点もあります。これは胸部単純X線写真の見逃しを防ぐという意味でも大変有用なものです。

質問2:本コンテンツでスキルアップすると、臨床上、どんな良い変化が生まれますか。

胸部単純X線写真読影を改めて学ぶという機会はなかなかないかと思われますが、このコンテンツでブロンコ体操をマスターされ、シルエットサインをしっかり使っていただけますと、胸部単純X線写真を読影し「異常」を探すのが楽しくなります。そしてもっといろいろな画像が見たいな、読影したいなと思われることでしょう。

読影が「作業」から「趣味」になれば、日々の業務に潤いと余裕が生まれるのではないでしょうか。

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