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最後に正しい“ブロック選び”のやり方教えます[“すきドリ” すき間ドリル! 心電図~ヒロへの挑戦状~(51)最終回]

No.5044 (2020年12月26日発行) P.9

杉山裕章 (京都府立医科大学附属病院循環器内科)

登録日: 2020-12-25

最終更新日: 2020-12-24

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69歳,女性。病院掃除婦。数年前からアムロジン5mg/日内服中。前日からの倦怠感と呼吸苦を訴え来院。血圧134/64mmHg,脈拍44/分・整,酸素飽和度(SpO2)99%。

「昨日の仕事終わりの15時頃から,ときどき立っていられないくらい気分が悪くなります。じっとしてると治まりますが,また動くと息苦しくなるんです。父親が脳梗塞になったときと症状が似てるので,ついに自分もかって思ったりして…。今朝も起きてからずっとしんどくて仕事もお休みして病院にかかろうと思いました」
受診時の心電図を示す(図1)。以下のうち正しい心電図診断を選べ。

① 洞徐脈
② 洞房ブロック
③ 2:1房室ブロック
④ 高度房室ブロック
⑤ 完全房室ブロック

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