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予防接種制度への要望【聞かせてください! 現場のホンネ】(98)

No.4981 (2019年10月12日発行) P.66

登録日: 2019-10-13

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9月募集のアンケートでは予防接種制度やワクチンに関する行政やメーカーへの要望を伺いました。

近年は多くのワクチンが定期接種化されており、さらに定期接種の対象を増やしてほしいという声や、制度の簡素化を求める声など、具体的なご意見が多数よせられました。個別のワクチンでは、対象者が多いインフルエンザワクチンや、国が積極的勧奨を控えているHPVワクチンへの言及が目立ちました。

こうした現場の声を踏まえた、医師にとって使いやすい予防接種制度になってほしいものですね。

費用負担

◉定期接種の対象疾患を増やしてほしい。(東京都/内科)
◉早く成人用不活化帯状疱疹ワクチンを公費補助で接種できるようにしてほしい。(北海道/内科)

制度の簡素化

◉医療機関での事務手続きが煩わしい。いったん患者に全額負担してもらい、各人が役所で還付手続きを行うようにできないか。(東京都/内科)

予防接種の啓蒙活動

◉個々人への予防もですが、集団免疫効果をもっと周知させるのが良いと思います。ワクチンを打たないのはくしゃみ、咳で口をおさえないのと同じだと思います。(福岡県/脳神経外科)

ワクチンの製造・供給

◉接種回数の負担軽減を図るため混合(多種類)ワクチンがほしい。(大阪府/内科)
◉ワクチンのケース(箱)の開け口やロット番号の位置などを統一してほしい。(石川県/小児科)
◉アンプル開封後、有効期限を48時間にしてほしい。(東京都/内科)
◉何よりも安定供給を。(京都府/内科)

インフルエンザワクチン

◉インフルエンザワクチンが前年度の実績に応じてしか購入できないのは変ではないでしょうか。(岩手県/内科)
◉インフルエンザワクチンの価格を統一してほしい。(大阪府/その他)

HPVワクチン

◉HPVワクチンは国際的に効果が認められているが、副作用を恐れて多くの人の命が失われている。積極的勧奨の再開を決断すべきである。(東京都/内科)

全般・その他

◉先進国に比べ公的に接種するワクチンの種類が少ない。予防接種を総合的、持続的に評価し検討する仕組みを構築してもらいたい。(石川県/その他)
◉海外に渡航する人が増えている現状では、世界で流通しているワクチンを個人輸入に頼らなくても接種できるよう早期承認をお願いしたい。(愛知県/内科)
◉①年齢の計算を生物学的にする、②同時接種が基本であることを明確化、③生ワクチン同士は接種間隔を4週空けるがその他は接種可能とする、④四種混合の接種回数を増やす、⑤ムンプスワクチンの定期接種化。(埼玉県/小児科)
◉①小児期に接種できなかったワクチンのキャッチアップを定期接種化、②接種票の問診項目の簡略化、③三種混合ワクチン追加接種の定期接種化など。(東京都/内科・小児科)

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