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骨粗鬆症─活性型ビタミンD3薬[頻用薬 処方の作法(37)]

No.4947 (2019年02月16日発行) P.12

藤村昭夫 (自治医科大学名誉教授・巨樹の会学術顧問)

登録日: 2019-02-19

最終更新日: 2019-02-13

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臨床薬理学的特徴(表)



■主な3種類の活性型ビタミンD3薬が骨粗鬆症の治療に用いられている。
■カルシトリオールはビタミンD受容体と結合し,薬理作用を発揮する。
■アルファカルシドールはカルシトリオールのプロドラッグである。アルファカルシドールは肝で水酸化されてカルシトリオールに変換され,その後薬理作用を発揮する。
■エルデカルシトールはカルシトリオールの誘導体である。他の活性型ビタミンD3薬に比べてビタミンD結合蛋白に対する親和性が強く,血中半減期は約3倍長い。
■これらの活性型ビタミンD3薬は主に糞便中に排泄される(アルファカルシドールはカルシトリオールに変換された後)。
■これらの活性型ビタミンD3薬はいずれも腎における活性化を必要としないため,腎障害患者でも使用することができる。

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