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ケーススタディ こどものこころ

臨床の場で“こどものこころ”の問題に正しく対応してますか?

定価:3,740円
(本体3,400円+税)

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著: 奥山眞紀子(国立成育医療センターこころの診療部部長)
判型: B5判
頁数: 120頁
装丁: 2色刷
発行日: 2008年10月15日
ISBN: 978-4-7849-4306-7
版数: 第1版
付録: -

日々の臨床にまぎれて受診する,心の問題を持った子どもに対して,どのように考え,どのように診断し,どのように治療すべきか?
乳幼児から思春期まで各年代に多い「こころの問題」をわが国の第一人者の先生方が全25症例のケーススタディとして執筆。
臨場感あふれる簡潔な記載で,学校医の先生にはもちろん,「子どもの心の問題は難しく苦手」と考えている先生方にも是非お読み頂きたい一冊です。

目次

CASE01 頭を床に打ちつける子ども
CASE02 乳幼児期の食行動の問題
CASE03 自閉症の初期症状
─ 言葉の遅れ・こだわりが強い・パニック
CASE04 愛着障がい
CASE05 虐待を受けた子ども
CASE06 災害・事故などのトラウマ体験
CASE07 目をパチパチさせたり,声を出したりする
─ チック障がい
CASE08 授業中に座っていない・衝動的 ─ADHD
CASE09 ひととうまく関われない─ 高機能広汎性発達障がい
CASE10 家の外では話をしない ─ 選択性緘黙
CASE11 夜尿症
CASE12 遺糞症
CASE13 文字が読めない ─ ディスレキシア
CASE14 低年齢のうつ
CASE15 手洗いが止まらない ─ 強迫性障がい
CASE16 解 離
CASE17 不登校・引きこもり
CASE18 立ちくらみ・めまい・頭痛 ─ 起立性調節障がい
CASE19 拒食症・その他の食行動異常
CASE20 転換性障がい
CASE21 思春期のうつ
CASE22 リストカット
CASE23 万引きなどの非行・動物虐待
CASE24 思春期の精神病症状
CASE25 性被害

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レビュー

自著紹介

奥山眞紀子/国立成育医療センター部長
近年、こどものこころの問題に注目が集まり、ご両親はもとより、学校、保育園、幼稚園などからも医療機関への相談ニーズが高まっています。本書は、そのような期待をされている、小児科や内科の先生方を対象に、最も親しみやすいケーススタディという形で編集されています。
執筆はこの分野の第一人者25人であり、一人一人が一冊の本を執筆できる技量を持っています。ですから、ここに挙げられているケースとその解説、およびポイントは、個々の専門家の知識と経験が凝集された宝石のようなものです。
日常診療の合間に、少しずつその宝石を味わって頂くことで、「こどものこころ」の問題に遭遇された時に慌てずに対処して頂けるものと思います。つまり、本書はそのようなお忙しい先生方にとって最もお役に立てる本です。是非、ご一読頂きたいものです。

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【書評】小児科・精神科の実地医家の臨床に大いに役立つ1冊

柳澤 正義/日本子ども家庭総合研究所所長
「子どもの心の問題」が小児医療の最重要課題の一つであることは、多くの関係者が認識しているところである。少子高齢化の進行で家庭、地域、学校のあり様も大きく変化し、子どもたちの様々な心の問題が社会的に取り上げられている。また、育児不安の増大や負担感、困難感は、親による子どもへの虐待の激増をもたらし、その防止とともに被虐待児の心のケアは極めて重要な課題である。
子ども、あるいは親子の心の危機に対し、小児医療のより積極的な関わりが求められるが、我が国では「子どもの心の問題」に対応できる小児科医、小児精神科医は限られており、増大する社会的ニーズに追いつけない状況にある。一般の小児科医や子どもを診る機会のある精神科医に、もっと子どもの心の診療に関する知識と技能のレベル向上が求められており、最近、そのためのテキスト類も作成され、様々な形で研修会なども行われているところである。
そのような状況のもとで、今般、本書が発行された。乳幼児期から思春期まで、それぞれの年齢層に比較的多く見られる「心の問題」をケーススタディの形で呈示し、解説したものである。25のケースについて、小児科、精神科のエキスパートが執筆している。症例は、個人情報保護の観点から細心の配慮をもって実例を再構成し、病歴、診断、治療、経過などを記した上で、該当する症候・障害の分類、診断基準、治療などについての解説があり、最後にポイントとして短いまとめがある。ほぼ一定の形式に従って簡潔に記されているとはいうものの、症例の呈示には臨場感があり、説明には各執筆者の個性が表れていて興味深い。
限られた数の症例呈示ではあっても、それぞれの症候・障害の代表例であり、心の問題を持った子どもが受診した際に、戸惑うことなく対応し、必要があれば専門的医師あるいは医療機関に適切に紹介することができるよう、参考となるヒントやアドバイスが散りばめられている。小児科あるいは精神科の実地医家のための入門書として、日常の臨床に大いに役立つことが期待される。

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正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

このたびは『こどものこころ』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。本書(第1版第1刷2008年10月発行)に以下の誤りがございましたので、ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。

該当個所
p.9 上から2行目(見出し) 現病癖 現病歴

該当個所
p.95 「文献」上から2〜4行目
2)自傷 ─ リストカットを中心に,現代のエスプリ443.川谷大治 編,至文堂,東京,2004,p25.
3)Walsh BW,et al:自傷行為 ─ 実証的研究と治療指針(松本俊彦,他訳).金剛出版,東京,2005,p5.
2) Walsh BW,et al:自傷行為 ─ 実証的研究と治療指針(松本俊彦,他訳).金剛出版,東京,2005,p5.
3)自傷 ─ リストカットを中心に,現代のエスプリ443.川谷大治 編,至文堂,東京,2004,p25.

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