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脳卒中後の管理と再発・重症化予防【電子版付】

脳卒中……「二度目」は起こさない!

定価:5,280円
(本体4,800円+税)

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編著: 峰松一夫(国立循環器病研究センター名誉院長)
判型: B5判
頁数: 176頁
装丁: 2色部分カラー
発行日: 2019年03月25日
ISBN: 978-4-7849-5686-9
版数: 第1版
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

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  • 再発率が高い脳卒中。自院に「脳卒中既往」の患者さんが来たとき、何を気を付ければよいのか……。
  • 本書では、脳卒中になってしまった原因・病型ごとに、どのように再発予防をすればよいか、注意すべきところはどこかを解説!
  • さらに,認知症や悪性腫瘍などの背景もある脳卒中後患者をどう管理すればよいかなど、「かかりつけ医が診る可能性の高い」例を挙げています。
  • 「二度目は必ず防ぐ!」の気持ちでぜひ本書を手にお取り下さい!

1.総論:脳卒中患者のよりよき人生のために
2.原因別,病型別の再発予防
3.特殊な背景を有する脳卒中後患者の慢性期管理
4.生活期(維持期)のリハビリテーション
5.脳卒中後患者・家族の支援

目次

1.総論:脳卒中患者のよりよき人生のために
 1)生活習慣の見直し(食事・運動を含む)
 2)生活習慣病の管理・治療
 3)再発予防のための服薬・手術
 4)こころのケア
2.原因別,病型別の再発予防
 1)一過性脳虚血発作(TIA)
 2)脳梗塞
   a)アテローム血栓性脳梗塞
   b)ラクナ梗塞 
   c)心原性脳塞栓症
   d)原因不明,その他の脳梗塞
 3)脳出血
   a)高血圧性脳出血
   b)脳動静脈奇形に伴う脳出血
   c)アミロイド・アンギオパシー,その他の原因による脳出血
 4)くも膜下出血
   a)破裂脳動脈瘤によるくも膜下出血
   b)その他の原因によるくも膜下出血
 5)その他の脳血管障害
   a)頭蓋内・外動脈解離
   b)もやもや病(Willis動脈輪閉塞症)
   c)奇異性脳塞栓症(卵円孔開存を含む)
   d)遺伝性脳卒中
3.特殊な背景を有する脳卒中後患者の慢性期管理
 1)認知症を合併した脳卒中
 2)悪性腫瘍に伴う脳梗塞,TIA(Trousseau症候群)
 3)CKDを合併する脳卒中
 4)妊娠分娩に伴う脳卒中
4.生活期(維持期)のリハビリテーション
 1)運動麻痺・日常生活活動のリハビリテーション
 2)嚥下障害のリハビリテーション
 3)失語症、高次脳機能障害のリハビリテーション
5.脳卒中後患者・家族の支援
 1)介護保険サービス
 2)社会復帰(復職・復学を含む)支援

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序文

脳卒中(脳血管障害)の急性期治療やリハビリテーションを解説した専門書籍は数多あるが,慢性期(生活期)の書籍は少ない。本書はまさに,かかりつけ医をターゲットに,脳卒中慢性期患者の管理,再発・重症化予防を論じたユニークな書籍である。
現在,年間約30万人が脳卒中を発症し,入院中死亡率10〜20%,要介護状態40〜50%,有病者数300万人前後とされている。超高齢者が急増する2030〜40年までに,患者数は現在の1.5〜2.0倍に増加するという。多くの患者,家族にとって,発症当初の超急性期・急性期治療,回復期リハビリテーションの期間は短い。その後,障害の改善,要介護状態からの脱却,復職・復学を含む社会復帰を望みつつ症状の悪化や再発を恐れる慢性期,生活期が長く続くことになる。この間の,患者,家族の心理的,経済的負担は甚大である。
脳卒中に特有な諸問題,予防,啓発,発症時搬送体制,急性期専門医療体制,リハビリテーション,後遺症患者の生活の質,切れ目のない保健・医療・福祉サービス提供,情報収集・提供体制,研究推進などを一括して,かつ国家レベルで取り組むことを目的とした,いわゆる「脳卒中・循環器病対策基本法」が,2018年12月に国会で成立した。そこで急遽,本法律についての解説ページを追加した(Ⅰ総論2「脳卒中・循環器病対策基本法成立と今後の展望」)。本法律の施行は2019年末の予定であり,具体的な対策の立案,実施までには,まだ数年はかかるであろう。今回本書で取り上げた病型別の再発予防,慢性期管理,生活期(維持期)リハビリテーション,患者・家族支援などは,大きなアジェンダとなるはずである。
本書を手にされる医療関係者の皆さん(特にかかりつけ医)は,ぜひ関連多職種の保健,医療,福祉サービスのスタッフとはもちろん,患者本人・家族とも協働して,脳卒中後の管理,再発・重症化予防に努め,さらには患者・家族の生活の質の向上や社会参加に力を貸して頂きたい。本書により,その作業が少しでも円滑に進むことを願っている。
最後に,本書の分担執筆を担当頂いた専門医の皆様,村上由佳氏をはじめとする日本医事新報社の関係者の方々に感謝したい。

2019年3月  峰松一夫

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