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【私の一本】『サウンド・オブ・ミュージック』

No.4780 (2015年12月05日発行) P.77

三嶋理晃 (京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-02

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  • 1959年11月初演のブロードウェー・ミュージカルの映画化。1965年公開。ロバート・ワイズ監督作品。音楽はリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世のコンビによる。アカデミー賞5部門を獲得(DVD:20世紀フォックス・ホーム・エンターテインメント・ジャパン、2004年発売)

    豊かな心を育む名作

    医学を志す者にとってダブルS(Service・Science)が大切だと考える。特にServiceは、病と闘う患者さんと同じ目線で快癒に全力を傾けることで、根源的に重要な素養である。これを涵養するためには、生・死や愛・憎を題材とした様々なリベラル・アーツに触れることが必要である。その要件を満たしている映画が、『サウンド・オブ・ミュージック』である。

    この映画は2部構成になっている。前半は、妻を亡くしたトラップ大佐の7人の子どもたちの家庭教師として着任した、ジュリー・アンドリュース演じる修道女マリアがトラップ大佐と結婚するまでの波乱万丈の話。後半は、結婚後、オーストリアがナチス・ドイツの干渉を受けることに反発した大佐が戦場に送られる寸前、修道院の手助けで家族全員が国境を越え無事スイスに逃れるまでの緊迫した話である。緩急を交えて実にうまく構成されている。さらに、この映画には素晴らしい風景と音楽が満ち溢れており、青春の思い出として私の心に焼きついていた。

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