【Q】
高血圧,糖尿病,脂質異常症など循環器危険因子の集積への予防対策として,メタボリックシンドロームに着目した保健事業である特定保健指導が実施されています。本事業の大きな目的の1つは上昇を続ける国民医療費の適正化でもあります。一方,肥満を有さない危険因子保有者への保健指導の必要性も指摘されています。循環器危険因子集積に対する保健指導,保健事業でどのくらいの医療費適正化効果が期待できるのでしょうか。東邦大学・村上義孝先生のご教示をお願いします。【A】
1) Murakami Y, et al:BMJ Open. 2013;3(3). pii: e002234.