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ヤンセンファーマ:12週間隔投与の統合失調症治療薬「ゼプリオンTRI」、適正使用を徹底[新薬開発・販売 FRONTLINE]

No.5038 (2020年11月14日発行) P.15

登録日: 2020-11-10

最終更新日: 2020-11-10

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ヤンセンファーマは10月22日、9月に製造販売承認を取得した統合失調症治療薬「ゼプリオンTRI水懸筋注シリンジ」(一般名:パリペリドンパルミチン酸エステル)についてメディア向けセミナーを開き、同剤の適正使用に向けた取り組みなどを説明した。

ゼプリオンTRIは、国内で承認されている統合失調症治療薬で最長の投与間隔となる12週間隔の持効性注射剤。投与対象は、他の抗精神病薬を併用せずにパリペリドン4週間隔筋注製剤「ゼプリオン水懸筋注」が4カ月以上継続して投与され、安全性・忍容性が確認されており、かつ、症状が安定している患者に限られている。

セミナーでヤンセン統合失調症マーケティンググループの廣瀬直紀氏は、ゼプリオンTRIについて、適正使用に関する納入前の情報提供を徹底するとともに、患者・家族に対し投与時・投与中の注意点などをまとめた小冊子、投与スケジュールカード、投与予定日シールを提供し服薬アドヒアランスの向上に努めるとした。

ゼプリオンTRIは2015年に米国で初めて承認。現在約80カ国で承認されている。

ヤンセンのパリペリドン製剤
1日1回の経口剤「インヴェガ」(病期:急性期)、4週間に1回の持効性注射剤「ゼプリオン」(病期:安定化期)、12週に1回の持効性注射剤「ゼプリオンTRI」(病期:安定期)

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