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マインドフルネスを医学的にゼロから解説する本【電子版付】 医療者のための臨床応用入門

マインドフルネスの基礎から、臨床に導入・応用するための具体的アプローチ方法まで解説!

定価:4,320円
(本体4,000円+税)

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編著: 佐渡充洋(慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室 専任講師)
編著: 藤澤大介(慶應義塾大学医学部 医療安全管理部/精神・神経科学教室/緩和ケアセンター 准教授)
判型: A5判
頁数: 236頁
装丁: 2色刷
発行日: 2018年10月30日
ISBN: 978-4-7849-4798-0
版数: -
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)
  • 近年、医療界でも話題になっている認知行動療法の1つ「マインドフルネス」。本書は主に医師を対象に、「マインドフルネスとは何なのか?」という基礎から、マインドフルネスを臨床に導入・応用するための方法論まで、ゼロから解説します。
  • 精神医学、心身医学、臨床心理学、仏教、脳科学など様々なバックグラウンドを持つ執筆者たちが、それぞれの切り口から執筆。
  • 個別の疾患・領域別に具体的アプローチを紹介しており、知識ゼロからお読み頂けます。
  • 医療だけでなく、スポーツや芸術の分野での実践にも活用できます。

第1章 マインドフルネス概論
第2章 臨床マインドフルネスの実際
第3章 マインドフルネスと関連のある介入
第4章 疾患・領域別アプローチ法
第5章 医療者支援
第6章 マインドフルネス的介入の学び方と参考図書

診療科: 精神科 精神科

目次

Ⅰ章 マインドフルネス概論
 1.マインドフルネスとは何か? なぜ求められるのか?
  (1)臨床活用の文脈から
  (2)仏教の文脈から
 2.マインドフルネスの効果の機序
  (1)臨床的な立場から
  (2)脳科学の立場から:2つの瞑想技法と4つの心理的過程
 3.科学的エビデンス
 マインドフルネスの科学的エビデンス

Ⅱ章 臨床マインドフルネスの実際
 1.マインドフルネスストレス低減法
 2.マインドフルネス認知療法
 3.マインドフル セルフ・コンパッション

Ⅲ章 マインドフルネスと関連のある介入
 1.アクセプタンス&コミットメント・セラピー
 2.コンパッション・フォーカスト・セラピー

Ⅳ章 疾患・領域別アプローチ法
 1.うつ病・不安障害
 2.がん・緩和医療
 3.慢性疼痛
 4.食習慣など生活習慣
 5.well-being

Ⅴ章 医療者支援
 1.医療従事者のケア,セルフケア
 2.医学教育におけるマインドフルネスの活用

Ⅵ章 マインドフルネス的介入の学び方と参考図書
 1.マインドフルネス的介入の学び方
  (1)マインドフルネス認知療法,マインドフルネスストレス低減法
  (2)マインドフル セルフ・コンパッション

 ■マインドフルネス参考図書

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序文

マインドフルネスを取り巻く環境は,ここ数年で劇的に変わりました。
私がマインドフルネスの実践や研究に取り組み始めた2010年頃,マインドフルネスのことを知っている同僚は皆無でした。
現在, 私の同僚でマインドフルネスという言葉を聞いたことのない人は,おそらく1人もいないでしょう。まだ医師にもなっていない医学生から「マインドフルネスを勉強したいのですが,どうしたらよいですか?」と相談を持ちかけられることさえあるほどです。
しかし,私がマインドフルネスに取り組み始めたときと今で,まったく変わらないことが1つだけあります。それは,「マインドフルネスとは一体何か?」という質問に答えることが,とてつもなく難しいということです。
マインドフルネスには,本質をついた様々な定義が存在します。しかし,それらだけで全体を把握することはほとんど不可能でしょう。それは,マインドフルネスの本質があまりにも広大で深遠であるからにほかなりません。ですからそれを「1つの切り口」から明らかにしようとすると,非常に難しくなってしまうのです。
そこで,本書ではマインドフルネスを「帰納法」的に明らかにすることにしました。精神医学,心身医学,臨床心理学,仏教,脳科学など様々なバックグラウンドを持つ執筆者たちが,それぞれの切り口からマインドフルネスを論じています。もちろん,どの章も,それぞれがマインドフルネスの理解を深めるのにとても役立つことは言うまでもありません。しかし,「異なる切り口」からの議論を集めることで,初めて浮かび上がってくる「マインドフルネスの実像」があるはずです。そうした「実像」もまた大事にして頂けたらと思います。
最後に,本書の活用法について触れておきます。マインドフルネスを医療で活用するには,マインドフルネスの基本原理を理解した上で,それぞれの疾患への個別具体的な適応を検討することが必要です。そうした基本原理を理解して頂くためには, 第Ⅰ章が役に立つものと思います。また第Ⅱ〜Ⅳ章の個別のプログラムの内容や疾患ごとへのアプローチを参考にして頂くことで,より具体的で臨床的な方法を学べるのではないかと思います。なおⅤ章以降では,医療者や医学生に対する介入の実像や,マインドフルネスをより深く学ぶための方法論も示されていますので,こうした観点に興味をお持ちの読者の方には是非参考にして頂きたいと思います。
マインドフルネスを「ゼロ」から学ぼうとする医療者を中心とした読者の方々が,本書を通じてその理解を深めて頂けることを心より願っています。

2018年9月
佐渡充洋

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