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【PR】厳選!電子カルテカタログ「Voice-karte」:患者の目を見ながら診察できる 音声認識技術を活用した電子カルテ

登録日: 2020-10-21

最終更新日: 2020-10-21

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新型コロナウイルス感染症の拡大で、医療機関にもデジタル化の波が急激に押し寄せ、Web予約やオンライン診療など感染防止効果を期待できるITシステムの導入が進みつつある。Withコロナ時代に求められる院内ICTを活用するには電子カルテの導入が欠かせない。紙カルテと同じような感覚で活用できるタイプやランニングコストを抑えたタイプ、患者情報の一元管理が可能なタイプなど、自院に適した電子カルテ選びに役立つ厳選カタログをお届けする。


【URL】https://www.voice-karte.com/

患者の目を見ながら診察できる 音声認識技術を活用した電子カルテ

▶音声入力でキーボード不要
▶構文解析技術で高精度な変換
▶スマホ音声認識アプリを活用した機動性
▶他社の電子カルテでも使用可能

電子カルテの普及が進まない要因の1つに入力の手間がある。入力のために画面に顔を向けたまま診察を行うことは患者の不満や不安につながる。こうした状況を改善するため開発されたのが「Voice-karte」。高精度な音声入力を実現した次世代型電子カルテの魅力を紹介する。

Voice-karte」は、総合病院向け電子カルテの開発にエンジニアとして約20年携わってきた滝内冬夫氏が代表を務めるkanataが、2019年1月にリリースしたクラウド型電子カルテ。診療における医師─患者間のやり取りを音声認識技術によってテキストデータ化し、1クリックでカルテに自動転記する。ここ数年で急速に普及しつつある音声認識技術を活用し、いわば優秀な医療秘書のような機能を搭載する画期的な電子カルテだ。

患者の不安に寄り添える環境を整えたい

日医総研が3年ごとに実施している「日本の医療に関する意識調査」では、受けた医療に「満足していない」理由として、「医師の説明」「医師の態度や言葉遣い」が増加傾向にある。背景の1つには、電子カルテの普及に伴い、カルテ入力のためにPC画面に顔を向けたまま診察を行うことが多くなっている現状がある。 開発に取り組んだきっかけについて、滝内代表はこう語る。

「電子カルテのエンジニアとして複数の病院に伺う中で、患者さんから『医師が画面に集中して目を見て話してくれない』という声を耳にすることが増えてきました。私自身も息子が小児白血病で闘病している時、同じような不安な気持ちを抱いたことがあります。医師の先生も本当はじっくり患者さんと向き合いたいと考えているはずなのに、医療現場が忙しい上に、カルテ入力が労力のいる大変な作業で目の前の患者さんより優先せざるを得ない状況があるとしたら、そのようなカルテを開発した我々エンジニアにも責任があると感じました。『この状況を少しでも変えなくてはいけない』という思いから、特に患者さんと向き合うことが求められるクリニック向けに、キーボード不要で入力できる電子カルテを開発することにしたのです」

構文解析で高精度な変換を実現

音声入力できる電子カルテは数社から発売されているが、Voice-karteの特徴は医療秘書の知識に基づく構文解析技術が搭載されている点にある。構文解析とは、文の内容を解析し、その構成要素がどのような関係にあるかを明らかにする処理のこと。音声認識と組み合わせることで①診察時の患者との会話をテキスト化、②読み込みボタンを1クリックでカルテに転記(図1)、③カルテに記載された内容を確認し、処方オーダー発行(図2)─という一連の作業を正確かつ効率的に行うことができる。

医師の作業は自動作成されたカルテやオーダー案を確認・修正・承認するだけでよく、患者の目を見ながら診察を行い、不安に寄り添うことが可能になる。カルテ画面は各ボタンがシンプルに配置されており扱いやすい。他社の音声入力電子カルテは処方オーダーまではカバーしていないものが多く、Voice-karteを活用することで「医師の業務効率化」と「医療の質の向上」双方の効果が期待できる。

音声認識はスマートフォンのアプリを活用する。推奨しているのは、ヒロッピーズソフトが提供する「Edivoive」。Googleの音声認識エンジンを利用しているため、高い認識精度を持ち、カルテ入力の手間が大幅に効率化できる。

在宅医療から高いニーズ

リリースから1年半が経過し、当初想定していた外来診療に加え、在宅医療に取り組む医師の導入事例が増えているという。

「患者さん宅でPCを使いながら診察することは難しいため、音声入力のメリットが活かせるのだと思います。在宅の患者さんへの診察では、問診や触診、経過の観察など患者さんの状態を確認することがより重要になります。Voice-karteのように音声入力の機能があれば、診察中は患者さんとしっかり向き合うことができますし、移動中に気になったことを音声入力することもできます。クリニックに戻ってからカルテに記入する必要がないので、在宅医療との相性がよいのだと思います」(滝内代表)

他社カルテに音声入力できる新サービス

kanataは今年9月、Voice-karteで培った構文解析技術と音声認識、RPAを組み合わせた新サービスのスマート医療秘書「kanata!」をリリースした。クリニックが現在利用している電子カルテやレセコンなどのツールを切り替えることなく音声入力ができるソリューション(図3)で、院内の運用フローなども基本的に変更する必要はない。

製品名には、社名同様、闘病の末亡くなった滝内代表の長男の名前を冠した。できるだけ多くの患者が「長男と同じような不安を抱くことのないように」という思いから、他社の電子カルテでも構文解析機能を搭載した音声入力を可能にした。

料金は初期費用無料、月額利用料1万円(10月末までの申込の場合)に設定。コロナ禍により医業収益の減少に苦しむクリニックでも、医療秘書の機能を導入しやすいサービスとなっている。

同社が目指すのは、患者が安心して診察を受けられる環境を実現すること。Voice-karteとkanata!は、音声入力によって医師が患者の目を見ながら診察することが可能で、紙カルテのような感覚で使うことができる。紙カルテユーザーや医療秘書が代行入力をしている医師はもちろん、多くの医師に試してほしいシステムだ。



●問い合わせ&資料請求

発売:kanata
【TEL】03-6778-2425
【URL】http://www.voice-karte.com/



[日本医事新報2020年10月10日号 特別付録「これが正解!Withコロナ時代の電子カルテ選び」より]

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