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患者さんに教えられた肩学[プラタナス]

No.5026 (2020年08月22日発行) P.3

浜田純一郎 (桑野協立病院整形外科・トレーニング部門部長)

登録日: 2020-08-22

最終更新日: 2020-08-19

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  • 2010年に凍結肩(五十肩)を患った後、痛みが続いた。ずいぶん論文を読んだが解決策を見出せない。肩関節専門医でありながら自分の肩を治せない不甲斐なさから、患者さんや自分の肩からの臨床的な発想や分析を2012年7月から「肩日記」としてつけはじめた。2013年9月には「内旋だけ良くならない。どこが原因か、どうすれば良くなるだろうか」とある。この頃はまだ闇の中だった。

    理学療法では治せない内旋制限の患者さんに関節鏡手術を行い、内旋制限の原因を探った。2014年8月、「肩関節上部の軟部組織肥厚・癒着が内旋制限の原因」と日記に書いた。2015年1月、「関節上部の硬さを評価する肩関節内転テストを考案した」と記録されている。やっと、診察・治療法がみえてきた。同年9月14日、私自身が最初の患者として腕神経叢ブロック下に肩関節内転マニピュレーション(徒手的授動術)を受けた。その翌日から、6年間続いた肩関節痛から解放された。

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