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肢誘導3拍目の異変に気づけるか─1心拍にこだわった心電図解釈[“すきドリ” すき間ドリル! 心電図~ヒロへの挑戦状~(27)]

No.5020 (2020年07月11日発行) P.9

杉山裕章 (京都府立医科大学附属病院循環器内科)

登録日: 2020-07-10

最終更新日: 2020-07-08

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75歳,女性。高血圧で加療中。胸やけと体重減少を主訴に来院。精査により胃癌と診断され外科手術が予定された。
体温37.2℃,血圧101/66mmHg,脈拍56/分。WBC 7100/μL,Hb 9.8g/dL,Plt 46.3×104/μL,Alb 2.5g/dL,BUN 9.1mg/dL,Cre 0.51mg/dL,CRP 1.22mg/dL。
軽度の労作時息切れを除いて特別な自覚症状なく,心エコーでも特別な異常なし。術前検査として行われた12誘導心電図(図1)およびV1誘導のみ抜粋したリズム波形(図2)を示す。これらにつき正しい所見をすべて選べ。
 ① 洞徐脈
 ② 洞不整脈
 ③ 心室期外収縮
 ④ 心室補充収縮
 ⑤ 房室接合部補充収縮

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