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循環器専門医が急性心筋梗塞になってわかったこと:発作の場所と時間[プラタナス]

No.5014 (2020年05月30日発行) P.3

渡辺賢一 (新潟大学大学院医歯学総合研究科生活習慣病予防検査医学特任教授/新潟薬科大学薬学部名誉教授/新潟県警察医)

登録日: 2020-05-30

最終更新日: 2020-05-27

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  • 危険なこと・競技・器具は体育授業・公園から排除されていますが、騎馬戦・ブランコ・竹馬などで怪我をしても幼少時の経験は貴重な体験でした。がん等はがん細胞などをすべて取り除けば再発の危険がなくなりますが、脳卒中・心筋梗塞などは危険因子をすべて取り除くことは不可能です。近年は高齢化や一人暮らしが多いことから、自宅だけでなく河川・ホテルでの死亡や発見当日の死亡~数カ月前の遺体まで様々な例があります。一人で孤独死はかわいそう、の考えもありますが、死亡するまで一人で気ままになんでもできたのですから幸せだったとも言えます。

    脳出血死は70~80歳代に多いですが、若い47歳の男性もいました。冬に風呂・トイレ・廊下などで倒れている人が多いのは気温の急激な変化も関係するので、一人暮らしには居間とトイレなどとの寒暖差を小さく、と言われています。しかし、トイレなどでの発作は少なくなるでしょうが、外出中などに発作が出る確率が高くなります。心肺蘇生・胸骨圧迫・AEDが必要な場合には1分ごとに死亡率が10%ずつ増加しますし、比較的強い心筋でも6時間以上血流が遮断されると回復困難となります。脳卒中や心筋梗塞になるなら、マチュピチュ・ビクトリア滝や夜釣りをしているときよりも、適所で発症したほうが生存率・回復度などが良いことになります。

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