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リモート対談[なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(304)]

No.5014 (2020年05月30日発行) P.70

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2020-05-27

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テレビでは遠隔出演の番組が非常に多い。けど、微妙なタイムラグや、スタジオにいる人に比べて遠隔出演の人の顔がやたらと大きく映るバランスの悪さとかがあって、いつまでたっても慣れることができない。

などと思っていたら、遠隔出演の依頼がきた。これまですでに4回も登場しているNHK Eテレの「又吉直樹のヘウレーカ!」である。遠隔撮影での番組作製にあまり経験がないので、出演慣れしている(?)ナカノにと白羽の矢が立てられたらしい。

う~ん、うまくできるだろうか。いかんせん、こちらだって経験がない。しかし、義を見てせざるは勇無きなりだ。というほどたいそうなことではないが、何事も経験と、お引き受けすることにした。

撮影の2~3日前に、重い機材を詰めた小型スーツケースが送られてきた。中味は、カメラ、無線マイク、映像と音声を飛ばすための送信機、ヘッドセットに電源だ。

にわかスタジオの写真をご覧いただけたらわかるが、カメラは大型の一眼レフくらい。ちらっとしか写ってないけれど、PCの右側の送信機は弁当箱くらいのサイズ。いまや、これだけあれば、高画質のリモート撮影が可能なのである。便利なもんだ。

「自宅スタジオ」をどこにセッティングするか。むちゃくちゃかっこいい書斎をバックにして遠隔出演しておられる評論家などもおられるが、我が家にそんなものはない。部屋の散らかりが映り込まない場所はリビングルームのみ。ノーチョイスだ。

劇団ひとり、ならぬ、スタジオひとり、である。もちろんメークさんもなしなので、秘かに妻のファンデーションを塗って肌の映りを整えた。高そうなディオールのやつだが、効果があったかどうかは定かでない。

撮影は問題なかったが、できるだけ対話がかぶらずに、また、タイムラグなく話そうとするのが難しかった。カメラ目線にした方がいいのはわかっているが、どうしてもPCに映し出される又吉さんの映像を見てしまう。時々は台本にも目を落としてたし、目線が怪しく泳いでいないか心配だ。

番組では、newmeというアバターロボット同士で会話しているようになっているそうだ。さて、いったいどんな風に仕上がっているのやら。楽しみなような不安なような。

とまあ、こんな感じなのですが、ぜひ見てやってください。お願いします!

なかののつぶやき

「仲野家特設スタジオの様子。ここからリモート録画されたNHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!『ヘウレーカ流 新型コロナウイルス 正しく怖がる!!』」は、6月3日(水)、午後10時からの放送です。(たぶん)面白いよっ!」

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