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特集:救急現場発 処置時の鎮静・鎮痛セミナー

No.4996 (2020年01月25日発行) P.18

竹内慎哉 (高知医療センター救命救急センター/セデーション研究会)

本間洋輔 (東京ベイ・浦安市川医療センター救急集中治療科(救急外来部門)医長/セデーション研究会)

登録日: 2020-01-24

最終更新日: 2020-01-22

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2009年高知大学医学部医学科卒業。2017年東京大学大学院卒業。2019年帝京大学救急医学講座臨床助手を経て,現職

1 処置時の鎮静および鎮痛(PSA)とは
・痛みや不快感を伴う処置の際に,意識のレベルを落として処置をしやすくするというのが鎮静(procedural sedation and analgesia:PSA)である。
・鎮静は深さ以外に,全身麻酔と本質的な違いはない。

2 処置前の評価と準備
『備えあれば憂いなし』
・準備はし過ぎることはない。ただ,多いと忘れてしまいがちである。そのため,いくつかゴロをご紹介する。
・ご存知AMPLEから始まり,事前評価のMOANS,LEMONS,HOP,そして忘れがちだけどとても大事な米国麻酔科学会(American Society of Anesthesiologists:ASA)分類,最後に準備はSOAPIER。
・これだけでは何が何かわからない,という方は本文へ!

3 モニタリング
『人間万事塞翁が馬』
・いつどこで合併症が起こるかわからないからこそ,油断することのないように,しっかりとしたモニタリングが重要である。

4 薬剤の特徴と使いわけ
『待てば海路の日和あり』
・効果が出始めるのは①作用発現時間,効果が最大になるのは②ピーク時間である。
・ピーク時間までしっかり待てば,十分な効果が得られるかもしれない。
・各薬剤のピーク時間を知り,その効果が出てくるのを待とう。

5 合併症対策
『彼を知り己を知れば百戦殆からず』(孫子)
・PSAにも様々な合併症がある。合併症もやはりABCDで考えていこう。

6 実践編
『言うは易く行うは難し』
・今まで学んだことを実践しようとしても,実際に行うとなるとさまざまな疑問点が出てくると思う。
・実際に行う際の注意点を消化管内視鏡と気管支鏡についてみてみよう。

伝えたいこと…
患者の安心・安全のために,よく評価し,よく準備し,ピーク時間を待ち,おちついて対処を行おう。これをみて,処置時の鎮静・鎮痛に対する認識が上がって頂ければ幸いである。今回紹介する内容はごく一部であり,もっと詳しく知りたい方は「セデーションコース公式ガイドブック 処置時の鎮静・鎮痛ガイド」の通読やセデーションコースの受講を!!

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