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2025年大阪・関西万博に向けて[炉辺閑話]

No.4993 (2020年01月04日発行) P.75

茂松茂人 (大阪府医師会会長)

登録日: 2020-01-05

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少子高齢化が急速に進展するわが国において、国民一人ひとりの健康寿命延伸と適正な医療について、民間組織が連携し、行政の全面的な支援のもと実効的な活動を行うため、日本健康会議が組織された。経済団体・医療団体・保険者などの民間組織や自治体が連携し、職場、地域で具体的な対応策を実現していくことを目的としている。また、関係各所が連携し、課題解決に向けた具体的な活動を行い、その成果を継続的に可視化させることで、勤労世代の健康増進および高齢者の就労・社会参加を促進し、ひいては経済の活性化にもつなげることをめざしている。

日本健康会議の活動指針である「健康なまち・職場づくり宣言2020」の実現に向けた活動の一環として、地域版日本健康会議の開催が進められており、2018年2月の静岡県を皮切りに、宮城県・大分県・高知県・福岡県・福井県・埼玉県・三重県の8県で開催されてきた。

大阪府民の健康指標は悪化の一途を辿っており、府民の健康確保と保健医療施策の充実強化が何よりも求められている。こうした中、去る9月13日、大阪市中央公会堂において、大阪府主催、日本健康会議共催により「健活おおさか推進府民会議2019~日本健康会議in大阪」を開催したところ、約800名もの府民が参加し、大変な盛り上がりをみせた。

経済格差が健康格差につながる今の社会において、行政を含む関係各団体が同じ方向で府民の健康づくりを推進することが重要であり、不健康都市と言われる大阪の汚名返上に向けて、医師会も協力していきたいと考えている。本会議の発足を契機として、健康づくりをサポートする様々な団体が1つのベクトルに向けて動き出し、大阪が活性化することが期待される。2025年の大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をメインテーマ、「多様で心身ともに健康な生き方」「持続可能な社会・経済システム」をサブテーマとして開催される。我々は医師としての専門的な立場から健康づくりをサポートし、府民の健康指標を向上させ、明るい未来が広がる大阪を実現したいと願っている。

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