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患者と共に歩む[プラタナス]

No.4969 (2019年07月20日発行) P.3

松本 和 (岐阜大学大学院医学系研究科整形外科学講座准教授)

登録日: 2019-07-20

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  • 私が医師になってから25年が経ちます。医師人生を考えるとちょうど折り返し地点を回った、というところでしょうか?これまで様々な患者さんの治療に携わり、多くのことを教えていただきました。

    このコラムを依頼され、「教訓的な1枚の症例写真をご提示して下さい」とありました。さて?と考えてみましたが、思い出深い症例、一生忘れられない症例など、思い返してみると数え切れないほどの患者さんとの出会いが思い浮かびます。そのうちの一人をご紹介します。

    今回写真にあげた患者さんは40代半ばの女性ですが、30代前半にSLEを発症し、原因不明の前腕出血、肘関節の感染で上肢機能障害が残存、その後両膝のMRSA感染で手術を繰り返すも、一時は敗血症で気管切開、ようやく一命をとりとめたものの、両膝の感染は持続し瘻孔形成、その後10年以上、両足荷重することなく車椅子生活を余儀なくされました。これまで処置を毎日続け、最終的にはMRSAに効果のある抗菌薬がなくなり、両大腿切断を余儀なくされたのです。私が両足切断の治療に携わり、切断後に肝不全、DICになり一時危篤状態になるなど大変な闘病生活を送ってきました。

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