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30年後に消える医師・消えない医師[特集:医療の近未来予想図]

No.4958 (2019年05月04日発行) P.60

森田洋之 (南日本ヘルスリサーチラボ代表/鹿児島医療介護塾まちづくり部部長/鹿児島県参与(地方創生担当))

登録日: 2019-05-05

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  • 30年後の医療を考えるとき、我々医師は「AI」の存在を抜きにそれを語れないだろう。

    すでに現時点でも、「内科診断でAIが人間の医師に圧勝した」などの報道が多々見られており、さらにパターン認識を得意とするAIの画像診断能力も今後は格段に進歩するであろうことを考えれば、その存在は医療者の存在を脅かしかねないところであろう。

    考えてみれば、現在すでに我々の知識の源は紙からコンピューターに置き換えられている。30年前であれば、研究のために何かの専門的知見を調べようと思ったら、知識・見識の深い先輩医師にお伺いを立てる(先人の脳内に記憶された情報を検索する)、もしくは図書館に行って専門書を片っ端から読み込む(紙に記録された情報を検索する)しか方法はなかった。

    しかし、今はもう、そうした手法を経由せずともインターネットで単語を検索すれば、欲しい情報はあっという間に手に入る時代である。この30年で「検索能力」は圧倒的に進歩したわけだ。

    そして今後の30年はおそらく「パターン認識能力」の進歩、つまり「AIの時代」になる。

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