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頸椎椎弓形成術施行後も続く右上肢痛…原因は?[画像診断道場~実はこうだった(104)]

No.4913 (2018年06月23日発行) P.1

川崎佐智子 (香芝旭ヶ丘病院整形外科)

松森裕昭 (香芝旭ヶ丘病院整形外科部長)

植田百合人 (香芝旭ヶ丘病院整形外科副院長)

登 希星 (香芝旭ヶ丘病院整形外科医長)

登録日: 2018-06-21

最終更新日: 2018-06-20

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頸椎椎弓形成術施行後も続く右上肢痛…原因は?

症例:79歳,男性。主訴:右上肢の痛み,しびれ,筋力低下
現病歴:半年ほど前から右上肢痛(肩〜前腕)あり,1カ月ほど前から箸が使いにくくなったため受診。既往歴に特記事項なし。
現症:Jacksonテスト(+/-),Babinski反射(+/+),上腕二頭筋腱反射(BTR)(+/+),膝蓋腱反射(PTR)(++/++),アキレス腱反射(ATR)(++/++),握力11.5/28.5kg,平地でも杖歩行,排尿遅延あり。
上記より,頸椎症性脊髄症による脊髄症状の悪化と診断し,頸椎椎弓形成術を施行。術後,右肩〜上腕の痛みは軽減し,歩行もスムーズになったが,右前腕尺側の痛みは術後も持続し,炎症反応高値が術後3カ月経ても継続。

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