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徹底探索 心エコー 症例と画像で学ぶ心エコー図重要ポイント

症例×画像で心エコー図の真髄を学ぶ!

定価:7,260円
(本体6,600円+税)

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監修: 古川 裕(神戸市立医療センター中央市民病院循環器内科部長)
編集: 谷 知子(神戸市立医療センター中央市民病院循環器内科医長)
判型: A4判
頁数: 272頁
装丁: カラー
発行日: 2013年05月06日
ISBN: 978-4-7849-4366-1
版数: 第1版
付録: -
・ 基礎的なことや、細かい測定方法・理論は思い切って省き、症例と画像をメインにしました。

・ 症例プロフィールが併記され、臨場感を伴う画像となっており、各疾患の患者背景とともに心エコー図所見を記憶に残せます!

・心エコー図のプロが、そのとき何を考えながら診療にあたっているのかがみえてきます。

・典型例・非典型例・鑑別疾患の画像を比較しながら学べます。

診療科: 内科 循環器内科

目次

■1 虚血性心疾患
診断ポイント
1.急性心筋梗塞
2.心筋梗塞における合併症(心室中隔穿孔,心タンポナーデ,血栓など)
3.慢性冠動脈疾患(負荷心エコーなど)
4.冠動脈血流

■2 僧帽弁疾患
診断ポイント
1.僧帽弁狭窄症
2.僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁逸脱
機能性僧帽弁逆流
3.比較的稀な僧帽弁疾患(副組織,僧帽弁瘤など)

■3 大動脈弁疾患
診断ポイント
1.大動脈弁狭窄症
2.大動脈弁閉鎖不全症
3.大動脈弁輪拡張症

■4 三尖弁疾患(三尖弁閉鎖不全症)
診断ポイント
三尖弁疾患(三尖弁閉鎖不全症)

■5 感染性心内膜炎
診断ポイント
感染性心内膜炎

■6 特発性心筋症
診断ポイント
1.肥大型心筋症
2.拘束型心筋症
3.拡張型心筋症

■7 特定心筋症
診断ポイント
1.アミロイドーシス
2.サルコイドーシス
3.その他

■8 心筋炎・心膜疾患
診断ポイント
1.急性心筋炎
2.心膜液貯留
3.収縮性心膜炎

■9 大血管疾患
診断ポイント
1.大動脈解離
2.大動脈瘤(胸部,腹部)

■10 心臓腫瘍
診断ポイント
心臓腫瘍

■11 人工弁
診断ポイント
人工弁

■12 先天性心疾患
診断ポイント
1.心房中隔欠損
2.心室中隔欠損
3.動脈管開存
4.心内膜床欠損
5.エプスタイン奇形

■13 肺循環疾患
診断ポイント
1.急性肺塞栓症
2.肺高血圧症

■14 不整脈治療における心エコー図の有用性
診断ポイント
不整脈治療における心エコー図の有用性

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序文

監修のことば 

ベッドサイドで非侵襲的に多くの重要な情報が得られる心エコー図は,一部の特殊検査を除き,循環器診療に直接携わるすべての人達が,所見に関する基本的な知識を身につけておくべきものであると考えます。神戸市立医療センター中央市民病院循環器内科では,その前身である神戸市立中央市民病院時代から心エコー検査に携わる先達が多数活躍して来られた施設であり,同時に,多くの優秀な超音波検査技師が育成され,彼らの技術も循環器診療の大きな支えになってきました。その伝統は現在も神戸市立医療センター中央市民病院の心エコー図・ラボに息づいており,心エコー図から循環器疾患の診断,病態を考える上での原動力となるとともに,心エコー図・ラボは多くの貴重な症例のエコー画像の宝庫となっています。

本書は,神戸市立医療センター中央市民病院心エコー図・ラボで実施された実際の症例の画像をできるだけ多く掲載して,各種循環器疾患で得られる所見の解釈や評価法について,初学者にもわかりやすい冊子となるよう,谷知子循環器内科医長はじめ,循環器内科・心臓血管外科のスタッフ,心エコー検査担当技師が総力を挙げて作り上げたものです。本書は,各項目で心エコー図所見を考える上での最低限必要なポイントを押さえて解説しています。分担執筆者である内科医,外科医,技師それぞれの視点が少し強調されたコメントなども含まれていますが,それもまた,心エコー検査に内科医,外科医が何を求め,技師がどう考えながら検査を行っているかという臨床の場の空気を感じさせる本書のユニークな点になっていると感じております。

各項目で画像を提示した実際の症例の簡単なプロフィールも紹介しているため,より臨場感を伴う画像となり,各種循環器疾患の患者背景とともに心エコー図所見を画像として記憶に残すことができる本に仕上がっています。

そのような本書を手にとってくださった方々が,神戸市立医療センター中央市民病院の患者さん達とその心エコー図から,私たち同様に多くのことを学んで頂ければ,監修者として最大の喜びとするところです。

古川 裕

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正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

このたびは『徹底探索 心エコー』をご購入いただきまして誠にありがとうございました。
本書に下記の誤りがございましたので,訂正するとともに,謹んでお詫び申し上げます。
該当個所
159頁
下から3行目 
 収縮性心膜炎  拘束型心筋症では,僧帽弁輪の移動速度e'>8cm/mと保たれている。 収縮性心膜炎では,僧帽弁輪の移動速度e'>8cm/mと保たれている。

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